助けて


雪が溶けると
どうなるのだろう
僕のこころは
晴れるのだろうか

寒い冬が終わり
暖かい日が差し込み
緑の木々に囲まれると
僕も生まれ変わるのだろうか

僕を知ってるかい
僕は知ってるよ
君のこと
君たちのこと

でも
君や
君たちは
僕のことを知らない

いいんだ
それでいいんだよ
僕は知られるため生きているわけじゃない
君たちを知るために生まれてきた

だから
僕は
僕が知らないうちに
生まれ変わるのかもしれない

僕のこころは
僕のものだけど
僕のものじゃない
だから助けてくれないか

 

今日


今日は何の日
何の日でもない
ただの日曜日
とても天気がいい
ただの一日
こんな一日

太陽の光を浴びに
外に出る
突然そらは曇りだし
雪が舞い散り始めた
そんな一日
惨めな一日

それでも僕は
あの場所に向かった
丸い丸い地球がみれる
海に面したあの岬
素敵な一日
寂しい一日

僕の人生は
僕のものであって
僕のものではない
だから
こんな一日だって
あんな一日だって

自然はすべて分かっている
今日僕が来ることも
僕に何もないことも
だから
今日という日は
僕のものでも君のものでもない

僕らは生きているようで
そうではない
僕らは生かされている
そういう生き物
こんな一日
あんな一日

全てに意味がある

 

僕と君と

僕は僕であって僕ではない
僕は僕にしかできないと思っていたが
僕は僕にしかできないことなんてないことを知る
僕は僕だけができないことを知る
僕は僕じゃなくて僕でないことを望む
僕は僕だから僕でないければならない

僕は僕であって僕ではない
だから
僕は僕になりたい
僕は僕にならなければならない
僕は僕であればいい
だから
君よ
君も君であればいい

僕と君と
僕らは僕らであればいい
僕らは僕と君で
他の誰かではない
だから
僕らは僕らであろう

落し物


忘れやしない
あの時
僕の膝の上から
何ががずり落ちた

新幹線に乗っていた
いつものように
眠りかけた頃
僕の膝の上から
何かがずり落ちた

その瞬間
いけない
直感的にそう思った
そして
落ちた辺りを
探した

だけど
目に見えるものはなくて
手に掴めるものはなくて
まずい
それだけはわかった

僕は
わかった
これまで
僕を守ってきた何か
それが
僕からずり落ちたと

何を言っているのぁ
そう思うかもしれない
でも
本当のこと
僕の大切な何か

僕はなくしてしまった
誰か知りませんか
僕の大切な何か
誰か知りませんか
大切なものなんです

お願いです
だれか
見つけてください
僕の大切な何かを

 


夢を見ていた
優しくて
嬉しくて
楽しくて

とてもいい夢
僕が
みんなが
笑っていた

僕は
いま
泣いている
ずっと

なんで
どうして
あんなに
笑っていたのに

僕は
下を
向いて
生きていた

なんで
どうして
あんなに
笑っていたのに

夢は
あの頃のままだった
みんなが
笑っていた

だから
今日も
僕は
夢を見る

早く寝よう
夢が
僕を
待っている

夢だけが
僕の
幸せ
現実

おやすみ

 

僕はね


僕はね
幸せなんだ
誰よりも
幸せなんだ

僕はね
結婚するんだよ
君と
いつまでも一緒

僕はね
大好きな
君と
愛し合うことができた

僕はね
こんな素敵な
人生
羨ましいだろ

僕はね
バチが当たる
そう思う
だってそうだろ

僕はね
君が
大好きだから
嬉しくて

僕はね
こんな幸せ
あっていいのかな
そう思うんだ

僕はね
ちょっとだけ
怖くなる
いつまで続くのかって

僕はね
幸せだから
いつまで続くのか
いつも怯えている

僕はね
いつも
怖がってる
恐れているんだ

僕はね
わかっているんだ
いつか終わるってこと
この幸せが

僕はね
だから
発明したんだ
大切なこと

僕はね
幸せになりたいと常に願う
だって
幸せを望むことができるから

僕はね
幸せになりたい
いつもそう思ってる
それが幸せだから

僕はね
世界一の幸せものさ
だって
世界一の幸せものを目指しているから

 

僕はできる


人から必要とされること
それが最大の幸せ
ということに気がつかなかった

人から必要とされないこと
それがこんな辛いなんて
僕は今まで知らなかった

人はひとりでは生きていけない
ひとりじゃなければ生きていけるのか
そんなことない

ひとりじゃなくても
人から必要とされていなければ
生きていけない

そんなことに
はじめて気づいて
途方にくれた

途方にくれていても
何もかわらなくて
生きていてもしょうがないことに気づいた

というより
途方にくれているということは
死んでいることと一緒だった

いままでこんな大事なことに
なんで気がつかなかったのだろう
わからないのかい?

本当は知っている
恵まれていただけ
ただの偶然

でもそれを幸せと呼ぶ
それを知っているか知っていないか
その時に何をするかしないか

それだけの違いだ
僕は幸せになりたいから
僕は死んでなんかいないから

途方にくれている暇はない
動く 動き出す
それしかない

それしかない
でもそれができる
僕はできる