僕は生きる


そんなに早く寝てどうすんの
明日がきついから?
コンディションを整えたいから?

いったい明日何があるっていうの
どんだけ大事なことがあるっていうの
いつもの明日が来るだけじゃん

逃げるなよ
寝れば幸せかい?
幸せなんだよね

逃げるなよ
誤魔化すなよ
恐れるなよ

なにを焦ってるんだよ
睡眠が足りなかったからどうだっていうんだ
そんなに大切な明日なのかい

だったらもっと今日を頑張ったらどうなんだ
そうだろ
今日できないことが明日できるわけないだろ

わかってるんだろ
そうさわかってる
僕には何もないことを

だからって逃げるなよ
誤魔化すなよ
恐れるなよ

正直に生きようよ
自分ができることをすればいい
100%すればいい

それが僕だから
僕が生きているということだから
誰がなんか言ってもかまうもんか

それが僕だから
僕が生きているということだから
誰にも何も言わせない

だから逃げない
逃げたりなんかするもんか
僕は生きるんだ

 

僕は自分


あんな風になりたいな
理想だな
なれたらいいな

僕も誰かにそんな風に思われたい
かっこいい人になりたい
そんな人生を歩みたい

バカだな君は
まだそんなこと考えてるのかい
わかってないな

何がだよ
なんでバカだっていうのさ
誰だってかっこよくなりたいだろ

人に褒められて
羨ましがられて
いい気持ちになりたいじゃないか

バカだな君は
だからバカだっていうんだよ
人にどう思われたいかなんてどうだっていい

いい加減に気付きなよ
自分はどうなのさ
人がどう思おうが関係ないだろ

全ては自分だよ
自分で自分をどう思うかだ
自分に認められる自分になりなよ

それが君に必要なことだ
わかったかい
君は君しかいないんだよ

だから
もっと自分に自信を持ちな
そして自分に自信を持てる自分になりな

それがかっこいいいってことさ
素敵な自分になるってことさ
自分に認められる自分になるってことさ

 

僕は


愛しくて
愛しくて
何か
たまらなくて

切なくて
切なくて
どうしていいのか
わからなくて

悲しくて
悲しくて
僕は
途方に暮れていた

だけど
君が
僕を変えてくれた

嬉しくて
嬉しくて
なんか
すごく気持ちよくて

楽しくて
楽しくて
ずっとこのまま
そう思ってた

だけど
そんな時は
一瞬で

哀しくて
哀しくて
僕は
ずっと落ち込んでいて

悔しくて
悔しくて
僕は
声をあげて泣いていた

だけど
とことん泣いたら
何か新しい風が吹いてきて

会いたくて
会いたくて
僕を知っている
あの人たちに会いに行ったら

優しくて
優しくて
僕は一人じゃないんだ
そんなことに気がついて

恥ずかしくて
恥ずかしくて
僕は
一人前の大人になろうと思った

だから

歩く
歩く
僕は
歩く

そして
走る
走る
僕は
力強く走り出す

 

僕の希望


僕は
行きたい
生きたい

どっちなの
どっちでもいい
それが本心

行きたい
どこへ
何のため

生きたい
どうして
何のため

だから
どっちでもいい
同じことだから

逝きたい
そんなことない
こわいから

行きたい
そして
生きたい

だって
僕は生きてるから
僕は生まれてきたのだから

だから行く
そして生く
それでいい

それでいいんだ
今だからできること
それでいい

 

寝るということ


怖い
寝るのが怖い

あんなに楽しみにしてたのに
あんなに喜んでいたのに

怖い
なんでだろう

僕は気付いた
寝るということ

それは
生きながら死んでしまうこと

だから僕らは夢を見る
夢ってなに?

おかしいじゃん
なんで夢を見るの

現実にいないから
どこかに行ってしまうから

だから怖い
寝るのが怖い

だけど
気がつくと寝てしまい

夢を見る
楽しい夢を

もう一度見たい
朝起きてそんなふうに思う

だから寝るのは怖い
でも楽しい

僕らが
生きているようで生きていないから

僕は今日も寝る
素敵な夢を観れるように祈って寝る

僕らは
生きていないようで生きているから

 

特別な存在


僕は特別だと思っていた
特別な存在
君にとってのスペシャ

僕だけが君をわかっている
僕だけが君を癒すことができる
僕だけが君の理解者

そう思っていた
僕にまかせておきなよ
大丈夫だから

そんな彼女が僕を見て泣いていた
見たことも聞いたこともない泣き方で
僕を見て泣いていた

わかった
僕はちっともスペシャルなんかじゃなかったってことを
それどころか僕は彼女に依存していた

僕の寂しさを彼女にぶつけていた
僕の辛さを彼女で癒していた
僕は僕のことしか考えていなかった

僕が彼女のためにしていたことは
僕のためだった
それどころか彼女を傷つけていた

今ごろわかった
彼女の本当の優しさ
彼女の本当の辛さ

今ごろわかった
僕のバカさ
僕なんて生きてる資格がない

笑ってよ
お願いだ
僕のためなんかじゃない

君のために
自分自身のために
笑ってよ

なんだってするから
そして
僕は頑張るから

ようやくわかったんだ
今ごろわかったんだ
ごめんね

 

君を見ている


僕は何もわかってない
何も

いったい幾つになったんだ
いい大人じゃないか

もっと世間を知ろうよ
いつまで騙されれば気がすむんだ

騙されてなんかいない
僕は騙されてなんかいない

逆だよ
僕は騙してばかり

人のこと
自分のこと

それがわかってる
世間だって知っている

うまくたち振る舞えないだけ
大人じゃないだけ

もちろん子供でもない
幼稚なだけ

いったいいつからこうなんだい
いつまで子供でいるつもりだい

いい加減大人になれよ
そうじゃないと困るだろ

君を見ている
大人だと思って君を見ている

幼稚な君を
幼い君を

君を見ている
大人だと思って君を見ている

だから
大人になれよ

大人になりたいんだろ
もう散々経験したはずだ

君は知っている
それなのに知ろうとしないだけ

逃げてはいけない
君の役目なのだから

君を見ている
大人だと思って君を見ている