オーディオルーム


オーディオルーム
いいよね
椅子に座って
好きな音楽を聴いたり
映画を見たり
素敵な音で
素敵な物語
素敵な部屋で楽しむ

でもね
僕にとって
最高のオーディオルーム
それは
車の中
ドライブ
好きな音楽を
大音量で

誰にも文句を言われない
大きな声で歌ったり
笑ったり
泣いたり
そんなこともできる
それに
フロントガラスの向こうには
まだ見ぬ風景が広がる

どんな映画より贅沢な景色
それを自分が操りながら
好きな音楽に身を委ねる
最高の瞬間
最高の景色
最高の感動
僕のオーディオルーム
僕のドライブ

君も来ないか
僕のオーディオルーム
誰も見たことのない
素敵な映画
見せてあげるよ
一緒に笑って
一緒に歌って
一緒に泣いたりしてさ

素敵な瞬間
僕のオーディオルーム

 

嫌い


僕は動物が嫌い

なのに
寄ってくる

なんでだろう
こっちを見つめてる

僕は嫌いなんだって

なぜ
怖いから

だから
こっちにこないでよ

僕は生き物が嫌い

いつか死んじゃうから
僕より先に

僕は臆病
虫だって殺せない

何を考えているんだい

こっちに来ないでよ
見つめないでよ

僕は優しい男なんかじゃない
ただの臆病者

だから好きにならないで

優しくしないでよ
寄って来ないでよ

好きになっちゃうじゃないか
嬉しくなっちゃうじゃないか

やめておくれ

僕は悲しみたくないんだ
寂しくなりたくないんだ

あっちにいっておくれ


僕を一人にしておくれ
僕を一人にしないでおくれ

 

素晴らしい世界


毎日外を見ていると
木々が次第に色づいてきたり
鳥が右へ左へ飛んで行ったり
雲が集まったり離れてみたり
太陽が顔を出したり隠れたり

生きている
世界が生きていることに気づく
人間だけではない
そんな当たり前のことだけど
忘れてしまってる

おごりといってもいいかもしれない
僕らは自分勝手
生きているのは人間だけと
勝手に思い込んで
勝手に暮らしている

そんなことはないのに
僕らは一人じゃないし
一人では生きていけないし
それと同じように
僕らには世界が一緒にいる

知らない間に
勇気付けられ
慰められ
励まされて
僕らは毎日を過ごしている

こんなにたくさんの応援団
いることに気づいていない
遅くない
気づき
感じたい

僕らはひとりじゃない
幾千万もの命が
僕らを応援してくれている
だから僕らも一緒に
世界を感じて生きていきたい

いつもの光景
素晴らしい光景
気づくはず
僕らの人生も素晴らしい
気づくはず
 

掃除


部屋から外を見ていたら
窓が汚れているのに気づいて
窓掃除を始めた

水で濡らし
新聞紙で拭き取って
一生懸命に拭いた

窓はキレイになって
なんか今まで見ていた景色が変わって
美しい世界がさらに美しくなった

そう思ったら
キレイになったのは窓だけではなくて
僕自身の心だということがわかった

掃除をしないと気が済まない人
掃除が苦手な人
いらないものを捨てられない人

部屋だけの話ではなくて
全て
自分の心の話

汚れたら洗うし
要らないものは捨てる
それだけの話

誰かが掃除してくれるのを待つのではなくて
自分でする
この大切さ気がつかなかったな

 

僕は何色


白髪になる
歳をとると

なぜだろう
木々の緑

真っ赤になる
燃えるよう

歳のとりかた
同じでも

違う
何が違うのだろう

白くなる僕ら
真っ赤になる彼ら

歳の取り方
燃え尽き方

何かが違う
命がけ

あの赤さ
それを知らせる合図

僕らは一緒に歳をとり
一緒に旅立つ

早いか遅いかの違いだけ
命がけで生きたかどうか

白さ赤さだけでない
心のうちにしめるもの

その時
僕は何色だろう

 

僕ら次第


朝起きて
今日何しよう
そう考えられる人には
素敵な1日が待っている

朝起きて
今日何しなきゃ
そう考える人には
それだけの1日が待っている

だから

感じること
とても大事

だから
朝日を浴びて
感じよう
気付こう

僕らの可能性
僕らの未来
今日
きっと素敵なことがある

それは僕ら次第

 

そんな僕ら


海を見た
朝日に輝いていた
あたり一面が幸せだった

太陽と海はお似合いだ
ひとり納得して
僕もその幸せに入れてもらった


綺麗な月が出ていた
海が静かに輝いている

太陽の輝きとは違う美しさ
キレイ
ただただそんな言葉が似合う景色

太陽と海
月と海
どちらもお似合いだ

だけど
その美しさ
似合い具合はまったく違う

僕らもそう
僕と君はまったく違う
でも

一緒にいると幸せになるし
幸せな僕らは幸せだから
もっと幸せになる

そんな僕ら
そんな僕と君
そんな僕らになりたい

あの太陽と月のように
あの海のように
あの素晴らしい景色のように