いろいろ

 

オレンジ色

とは言うけど

 

メロン色

とは言わない

 

いちご色

とも言わない

 

りんご色

とも言わない

 

だとしたら

オレンジってすごい

 

世紀の大発明だ

オレンジ色を発明したオレンジ

 

オレンジ色

とは言うけど

 

みかん色

とは言わない

 

どちらも美味しんだけどね

僕はみかんのほうが好き

二日酔い

 

お酒を飲みすぎちゃってサー

二日酔いだよ

気持ち悪いったらありゃしない

 

そりゃそうだよ

あんなに飲めばそうなるよ

わかってたのに

 

わかってたのに

なんであんなに飲んだんだい

本当は知ってる

 

楽しくて

楽しくて

嬉しくて

 

ずっと飲んでいたかった

ずっと楽しんでいたかった

ずっと喜んでいたかった

 

だったら良かったじゃん

楽しかったんだろ

嬉しかったんだろ

 

それを幸せというのさ

君は幸せ者さ

うらやましいねー

鈍感力

 

年をとると

花を見てキレイだなーと思ったり

新緑を見て美しいなーと思ったり

空を見て素晴らしいなーと思ったり

 

なんで

ずっと見てきたのに

いまさら気がついたり

感じたりするんだろう

 

それはね

僕らは年をとると鈍感になるからなんだ

鈍感になって

色んな事に気づかなくなる

 

そうすると

時々気づくのさ

当たり前のこと

子供なら誰でも知っていることに

 

だから

勘違いしちゃダメだよ

感受性が増した理由でも

年の功でも何でもない

 

鈍感

ただ単に鈍感になっただけ

だから

もう一度あたりを見渡してご覧

 

新しい発見があるよ

いまごろだけどね

だけどしょうがない

僕らは鈍感なんだから

天気雨

 

空が明るくて

日も差し込んで

キレイな空気で満ちみちていて

そんな日に

雨が降ってきた

 

天気雨

みんなそう呼んで

傘も持ってないから濡れちゃうよ

困ったな

そんなこというけど

 

濡れてみればいいんだよ

天気雨

素敵だよ

晴れてるのに雨が振ってる

すべてを洗い流してくれる

 

よく見てご覧

草や木や花や虫や鳥たちも

みんな喜んでる

そんな貴重な時間

もったいないよ

 

大きな声で笑ってみよう

あいつバカじゃないか

そう思われたってかまうもんか

だって天気雨だよ

雨が僕らをキレイにしてくれるんだ

 

天気雨

輝いているだろ

空を見てご覧

虹だって現れるかもしれない

祝福の雨なんだよ

ピカッ

 

昨日ひさしぶりに雷を見たんだ

ものすごい音がして

怖かったけど

 

ピカッ

雷鳴轟く姿は

あたり一面を見たことのない光で照らし出す

 

今まで見せたことのないその姿

ほんの一瞬だけど

気づくことができる

 

ピカッ

カメラのフラッシュのように

ほんの一瞬

 

何が見えたかは

教えてあげない

今度自分の目で見てほしいから

チュッパチャップス

 

チュッパチャップスとか

ペロペロキャンディーとか

子供ぽくて

ステキだよね

 

ほっぺ膨らまして

ベロも赤くなって

なんか可笑しくて

楽しそうで

 

嬉しそうで

幸せそうで

だって

甘い

 

そう甘い甘い

キャンディーなんだもの

嬉しくないはずがない

僕のキャンディー

 

君にも分けてあげるよ

僕のチュッパチャップス

君のキャンディーと交換しよう

そして一緒に笑おうよ

すごいなー

 

新緑を見ていたら

あの枝だけの姿を思い出して

すごいなー

 

そんなこと思ったけど

生きているものみんな

すごいなー

 

だから大丈夫

僕だって

すごいなー

 

みんな一緒

力もらって

応援しあって

 

生きてる姿に力をもらって

知らないうちに感じあって

すごいなー

 

みんな言ってるよ

すごいなー

僕らはすごいんだ