僕らの生きてる意味

 

酒を呑むとピンクの息を吐く

その瞬間

その人も

それを見た周りの人も

幸せになる

 

君は見たことがあるか

何って

ピンクの息さ

幸せの証拠

僕らの生きてる意味

 

まだ見たことがないのなら

見せてあげるよ

そうすれば

きっと君も幸せになれる

約束する

 

さあ今日はパーティー

マンモスも取れたし

鼻のステーキが一番のごちそうさ

うまく焼けるかな

とっても栄養があるんだよ

 

さあいよいよだ

これを呑んでごらん

そして

こういうんだ

プハー

 

簡単だろ

それで幸せになれるんだから

さあ呑もうじゃないか

今日はパーティー

君の記念日だよ

 

僕は発明家

 

ご飯って誰が発明したのかな

弥生時代

大昔のこと

大陸からこの地に伝わってきたらしい

 

秋になると黄金色に実る稲

できたのは米粒

一体誰がご飯になると思ったの

ご飯を炊くって誰の発明

 

僕らが当たり前と思ってること

疑ってごらん

実は誰かが

教えてくれたのかもしれない

 

ご飯はね

米粒だけを稲から取り出して

お水でたくんだよ

できるまで蓋を開けちゃいけないよ

 

ほらみてごらん

つやつやの

ピカピカのご飯のできあがり

たくさんお食べ

 

きっとそんな人が

いたんだ

その人は

知っていたんだ

 

いま僕は何を知っているだろう

何千年もあとから生まれてくる人達に

何を発明することができるだろう

実はたくさんあるかもしれない

 

僕は発明家

世界一の発明家

いつか伝説の人物になるかもしれない

何千年後の未来

 

僕らにできることは無限大

楽しい

嬉しい

よく考えてごらん

僕だよ

 

象の鼻はなぜ長い

 

木になったリンゴを食べるため

水を鼻から吸ってシャワーを浴びるため

下に落ち得てるものを拾うため

吸い込む空気をキレイにするため

他の象と鼻でじゃれ合うため

パオーンっていうため

 

象は四つん這いだから

鼻が手足の代わりなんだ

でも四つん這いの動物ほかにもたくさん

それに

人間は手を使うために二足歩行になった

なんで象はそうしなかったの

 

誰かが描いた象の絵がそうなっていたから

きっとそうだと思う

君も描いたことあるだろ

想像の怪獣

ポケモンと一緒さ

誰かが描いた漫画

 

それがいまの象

そして

それが僕ら人間

描いたのは誰?

決まってるじゃないか

僕だよ

 

 

 

 

 

雨が降ってきた

帰らなきゃ

 

どこに?

 

どこにって

決まってるじゃないか

家にだよ

 

僕には

 

家なんかない

でもいるところ

いっぱいある

 

葉っぱの下や

玄関の軒先

あの茂みの中もいいね

 

その日の気分で

どこにだって行ける

僕は自由

 

それに引き換え

君は

可愛そうだ

 

いつも同じ場所にいて

同じ場所から同じ場所に出かけて

同じ場所に帰ってくる

 

何が楽しいんだ

それで幸せなのか

自由なのか

 

僕らのところにこないか

一緒にどんちゃん騒ぎをしよう

みんなで鳴こうよ

 

ああ楽しい

ああ幸せ

僕らは自由

 

君にも教えてあげるよ

秋の夜長に

僕らの幸せを奏でようよ

 

 

一緒に

 

あなたがいたから僕がいた

 

そんな歌があったっけ

 

幸せな歌だ

 

幸せな二人だ

 

君がいなきゃ僕なんてない

 

そんな二人は

 

依存しているわけでも

 

依存しあってるわけでも

 

なんでもなくて

 

ただ幸せなだけ

 

だから幸せっていうんだ

 

わかっただろ

 

どこにも行っちゃダメだからね

 

いつも一緒だからね

 

ただただ

 

一緒にいたいだけだからね

もうすぐ

 

輪投げ

射的

ヨーヨー釣り

 

りんご飴

綿アメ

フランクフルト

 

焼きそば

イカ焼き

お好み焼

 

ビールに

チューハイ

ウイスキー

 

くじに

ビンゴに

抽選会

 

空を見てご覧

星が見えるかい

あの星から僕らは見られている

 

楽しそうだな

幸せそうだな

羨ましいな

 

だからもうすぐやってくる

あの星からやって来る

この祭りにやってくる

 

そしたら

どうする

こうしよう

 

一緒になって

踊ろう

飲もう

 

そしてお互いの美味しいもの

交換するんだ

素敵な出会いがあるかもしれない

 

楽しみだ

楽しみ

もうすぐ会える

ピアノ

 

ピアノを弾くあの人は

いつも眉間にシワを寄せて

もの静かに歌ってる

 

そうかと思えば

楽しそうに嬉しそうに

笑いながら歌ってる

 

辛いことも

悲しいことも

楽しかったことも

 

すべてを織り交ぜながら

思い出しながら

自分の心を奏でている

 

誰かが彼のことをこう呼んだ

Pianoman

ra-rara-ra-ra-ra

 

彼は今日も歌ってる

もう新しい曲をつくるのはやめたそうだ

気楽に一日を過ごすそうだ

 

眉間にシワを寄せながら

大事なピアノを撫でながら

たまには空なんか見上げちゃったりして

 

そんな彼は今日も歌う

なぜ歌うのか

歌いたいから

 

そう言いながら

歌い続ける

ra-rara-ra-ra-ra

 

いつもの歌声が

響き渡る

僕の心を揺らし続ける