雨の日にふたり

観覧車
レイブラッドベリだっけ
それとも
雨の日に式を挙げた
あの
観覧車だっけ
わからない
わからないけど
好きだ
好きだなー
観覧車
見てるだけで
幸せになれる
あの
観覧車
僕は観覧車に
なりたいよ
真っ暗な夜
希望と喜びを与えてくれる
君みたいな存在になりたいよ
あーああー
雨が似合うね

眠る

眠ってたら
楽しい世界が広がっていて
目が覚めたら
いつもの世界が待っていて
眠るのが
楽しくなって
僕には新しい世界
待ってるかから
僕にはどちらがどちらなのか
さっぱりわからなくなったんだ
いいもんだよ
いいもんだ

蝉が鳴き
蝉の亡骸が
そこら中に転がっている
その軽い体は
アリだって運べるくらい
この軽い体には
何が入っていたのだろう
僕らも同じなのだろうか
僕らの中には
何が入っているのだろう
蝉のしょんべん
人だって同じ
しょんべん
そんなもんか

鳥が飛んでいるけど
彼らは
どこからきて
どこに行くのだろう
道端で
死んだ鳥
見たことない
彼ら
生き続けているのだろうか
道端で
死んだ人
見たことない
僕らと同じなのだろうか
鳥は
どこからきて
どこにいき
どこにいるのだろう
僕らは知らない