ここにいる

ランプを買ったんだ 中には大きなロウソク ベランダに置き 灯が揺らめく 夏の夕暮れ 夕焼け色が映ったかのよう しばらく 見つめ続けていると 窓に写ったもう一つのロウソク その後ろには僕らの姿 灯は 明るくなったり暗くなったり はかなげに かよわげに 揺…

夏の日

夏休み お盆をすぎると 変わる なにかが変わる 景色も空気も 気持ちも なぜ 不思議な習慣 お盆に 帰ってくる キュウリの馬に乗って 迎え火で迎える 数日を 皆で過ごし 満足かい 楽しんだかい 嬉しくて 悲しくて 不思議な 時間 もう行かなきゃ 時間だから ナ…

揺れている

ゆらゆらと 揺れていた 地震かな 大きいのがやってくるのか でも 揺れていない 揺れていたのは 僕だった グラグラ ゆらゆら どうしたのだろう どうしてもいない グラグラ ゆらゆら 酔ってるわけでもない 熱があるわけでもない なぜだか 揺れている まわりが…

スーパースター

ホームラン 打ってみたい 160キロ 投げてみたい 赤いユニホーム かっこいい 縦縞のストライプ かっこいい あの場所から 観客席を見てみたい 歓声を聞いてみたい スポットライトを浴びてみたい でも思う あのスーパースターは幸せなのかと 幸せは 人それぞ…

僕の

君が熱狂していたものは何? 君が熱狂しているものは何? 僕に教えてくれないか 僕は知りたいんだ 熱狂 狂うほど夢中になれるもの 何も考えずに 集中できるもの 気がつくと 余計なことばかり考えて 恥ずかしい みっともない そんなことばかり考えて 対面を取…

日常

ウンベラータが アラよって言ってる 先週 葉っぱが全部落ちてしまった それから一週間ちょっと ミョウガみたいな芽から あれよあれよ 生まれたてのセミみたい 柔らかな 瑞々しい葉っぱ 次から次へと生まれだし いつもの姿に戻ってた ただの棒のような幹に 手…

夏の日

トウモロコシ 夏が似合う 焼いたり 茹でたり 香ばしくて みずみずしくて 好き 夏の食べ物 僕は天ぷらが好き 君はスープが好き トウモロコシ 地元ではキミと言うの そう教えてくれた へー面白いね なんてことのない会話 なんてことのない日常 いつまでも続く…

世界

草花は生きている 当たり前だけど 生きている あの森だって生きている 力強い大きな木 木漏れ日を輝かせている彼ら 彼らには何が見えているのだろう 彼らには何があるのだろう 僕らと何が違うのだろう 髪の毛って不思議だよね 僕らは生きていて だから髪の毛…

眠り

寝るの 楽しい 寝るの 嬉しい だから いつも 寝ていた 寝るの 気持ちいい 寝るの 幸せ だから はやく 寝たかった いつも いつまでも 寝ていたかった 寝てるときの 僕は 僕なのだろうか 起きてない時 それは 僕なのだろうか 僕は いま 起きているのだろうか …

僕は自分を信じる

ズルい なぜ みんな 騙そうとするの 騙そうと思ってない それが本当のこと そう 思っているの? 騙そうとしている そう思う 僕が ちがうの? でも 僕は 何回も 騙されてきた 人が笑うと 笑ってしまう 僕がいて いつも泣いていた ズルい そんなのズルいよ そ…

鳥籠

へやの片隅には鳥籠があった うちにはインコがいる インコは窓越しに外を見ていた 窓には自分の姿が写っている インコは何を思うのか 僕らと違う自分の姿 そして部屋の外 大空を飛び回る自分に似た姿 自分はなぜここにいるのか 仲間と一緒に空を飛べないのか…

日記

新聞 文字 たくさんたくさん 埋め尽くされている いったい いつ 誰が 書いたのだろう こんなにたくさんの 文字 いつの間に 誰が書いたのだろう その内容は 毎日の出来事 毎日起きたこと 日記みたいなもの そう みんなが分担して 日記を 書いている その日記…

幻想

飛行機が飛んでいた 大きな大きな 真っ白な飛行機 鳥かと思った 羽ばたくように 飛んでいた 飛行機は 大きなお腹を見せて そこから何かが出てきた その何かは 空中で大きく煌めき 僕らはいなくなってしまった ということはなくて その飛行機は どこかに行っ…

サーファー

ビッグウエーブ じゃなくても あの波に乗ることができたら どんなに楽しいだろう サーフィン あこがれ でも僕は泳げない 運動神経も悪い なんといっても怖いし 臆病だから できない 一度もやったことない でも いつも思っていた あの波に乗れたら どんなに楽…

僕だから

落ちぶれちまった 落ちぶれちまった 本当に こんなありさま 考えてやしなかった もっとうまくやれると思っていた もっとマシな人生送れると思っていた いつも誰かが助けてくれる そんなふうに思っていた 落ちぶれちまった 適当に笑って ご機嫌を伺い その場…

大富豪

大富豪 どんな生活 お金持ちになったら 何をする? 高級車を好きなだけ買って 有名な画家の絵を買って 洋服はエルメス 100億くらいの家を建てて プライベートジェット 素敵な別荘 ワインはロマネ・コンティ 美味しいものたくさん食べて 朝ごはんはカップ…

生きている

食虫植物ってあるでしょ ハエトリソウ 虫がとまるとパクって 口みたいなトゲのある歯を折りたたみ 食べちゃう 虫を 植物なのに ずっと思ってたんだけど 植物は生きている 当たり前の話 だったら 意思があるんじゃないか どっかに脳だってあるんじゃないか 目…

真夏にやってくる

花が咲いていた それはそれは 美しい 赤い花 その花は可憐で はかなげで なぜだか 力強い ほろほろと 泡立ったように 咲くその姿は 暑い夏に現れる ツルツルの枝 すべすべの幹 きれいな茶色で 緑の葉っぱも従える この花は サルスベリの木 猿もすべる 滑稽な…

降り続く雨

朝から 雨が降り続いている どうやら 台風が来るらしい 今日は花火大会だっていうのに 台無しだ 彼女の浴衣 屋台の出店 高揚した人々の 甘い空気 年に一度のお祭なのに 台無しだ 窓のそばに座り じっと外を見る 曇天の中 ひたすら降り続く雨 この雨は どこか…

インスタ

いい写真撮って いい写真見て 羨ましい 嬉しい みんなに見せたくて みんなを見たくて 全然面白くない なぜだろう 友だちがいないから 見せたい写真なんてないから 興味がないから 僕にも他人にも そんなことない 僕は僕に興味がある だけどそれは僕のなかの…

a part of your life

a part of your life 昔聞いたこんな曲 あなたのために生きていきたい あなたの人生を一緒にいきたい そんな事言われたら 僕なら困っちゃう 僕の人生は僕のものだから 君のものではない それに僕の人生は そんな大したものじゃなない だから僕のことに構わな…

欲しいもの

僕は毎日 何かしらの買い物をして ちょっとした満足感を得て また何か買い物をして お金を使って お金を稼いで また何か買い物をして 満足感を得て それでしか満足感を得られなくて 買い物ばかりの生活 欲しくもないのに 欲しいものを見つけて 欲しいものを…

走る

いつからだろう ソフトクリームを食べてもお腹を壊さなくなったのは いつからだろう 当たり前のようにビールを飲むようになったのは いつからだろう 蚊に刺されるのが僕だけだって気づいたのは いつからだろう お腹がすぐいっぱいになってしまうようになった…

わからないことだらけ

その店はフェリーの待合室にあった ナンテコトノナイ食堂 その町の名物は甘エビ 新鮮で美味しいホント美味しい だから名物は甘エビ丼 昼食時には多くの観光客が集まる 甘エビ丼 海鮮丼 みな舌鼓を打つ 楽しそうな笑い声 僕の隣には おじさんとその母親らしき…

ミョウガ

ミョウガを食べるとバカになる 誰かが言った キミは知ってる? 幼い頃に聞いた迷信 ミョウガなんてちっともおいしくない だからバカにならない そう思っていた子供の頃 今は違う 豆腐に 天ぷらに 刺し身に そうめんに ご飯に こんない美味しいものはない 夏…

ふーー

深呼吸をしてみたら この世のすべてを吸い込んでしまいそうで びっくりして あわてて吐き出した 世界は元のままだった カレーうどんの麺をすすっていたら 丼やテーブル その店やその店の客すべてを飲み込んでしまいそうで あわてて丼をテーブルに置いたら カ…

グレートレース

グレートレース テレビをつけたらやっていた 168キロ 山の中も走る鉄人レース 辛い 苦しい ヨロヨロになりながら走る 辛い 苦しい 家族や友達が応援している 辛い 苦しい 体が動かない 辛い 苦しい それでもゴールを目指す 辛い 苦しい でも楽しい こんな…

暑い

責任責任って みんないうけど 責任ってなんだか 知ってるかい? 責任を取ること それを仕事と勘違いしてないかい? 責任ある仕事と 仕事の責任は違うんだ だから 責任を取ることが仕事になっている人たくさん だから 責任取れないから その仕事しないんだっ…

幸せな酔っぱらい

後悔していた ひどい二日酔い お金もたくさん使ってしまった あんなに楽しかったのに あんなに美味しかったのに あんなに嬉しかったのに 後悔ばかり ひどい一日 今日という日が台無しだ なんで 楽しんだのに なぜ後悔するの そうだそうだ おかしい 本当おか…

見えないもの

あの空の向こうには何があるのだろう アノソラノアオは何の色なのだろう 僕らは目に見えたものしか信じない 僕らは目に見えるものしか気づかない あの空の向こうには宇宙があるのかもしれない でも宇宙って何なのだろう アノソラノアオは空気の色なのかもし…