アリ

アリがいたブドウの房にくっついていたこのアリは小さいありどこからやって来たのだろう何をしていたのだろう甘い甘いブドウの実いっぱい食べて元気になってまた新しい場所で走り出すのかもしれないアリアリアリブドウの房にくっついていた小さなアリ

空気

大きな葉っぱ緑色で僕の顔より大きくてその葉っぱ全面で彼らは呼吸をしている太陽の陽を浴び続けている僕らはなぜこんなカッコをしているのだろうかそれに洋服までまとってバカじゃないのきっとみんなからそう思われてる笑われている時折葉っぱが揺れている…

美しい

雨なぜ水が天からふってくる雷なぜ電気が空からふってくる僕らの世界は不思議なことばかりでもそのすべてが美しいのはなぜだろう僕らはそんな世界に似つかわしい存在なのだろうか僕らは僕らは美しいのだろうか

大空

鳥が空を飛ぶ羽という大きな翼をもっている自由に空を飛ぶことができるでも本当に自由なのだろうか僕らも自由だと言われている本当に自由なのだろうか一緒だ一緒なら僕も大空を飛びたいな

強さ

カブトムシ大きな角があってかたい甲羅に囲まれていて黒くて強そうで実際強くてかっこいいだからみんな大好きだけどカブトムシなぜそんなおっきな角を持ってるの誰に勝とうとしているの誰より強くなりたいと思ってるのカブトムシもっと大事なことがあるんじ…

豆腐

豆腐がたくさん浮かんでる湯気の出ているお湯の中でグツグツいいながらぷかぷか浮かんではゆらゆらしているそんな豆腐をとろうとして豆腐は二つに割れてしまう二つに割れた豆腐はもぐったりもぐらなかったりそのうち小さくなってお湯に溶け込んでしまったあ…

ボール

サッカーがうまい少年がいたその少年は毎日毎日ボールをけり続けたボールは薄汚れて水たまりや泥の上を行ったり来たり僕はボールになりたかったからそのボールとなって少年と一緒だったボールは友達少年はそんなことを言ったから僕の友達は少年だったそんな…

みず

水に飛び込み水と一つになる僕らのカラダは水で出来ているだから水を求める内にも外にも水も僕らを求めて雨となって降り注ぐ僕らはひとつ一つの僕ら水の惑星その星に住むのは水

ひげ

トウモロコシにはひげがあるたくさんのたくさんの白いひげトウモロコシの身にはなにがあるのだろう僕らの体の中には何があるのだろうトウモロコシと僕ら何が違うのだろう僕にもたくさんのひげがある白いのや黒いのやでもトウモロコシのひげとは違う僕らはト…

わんわん

イヌが走り回る首輪をつけてウンチをしたら誰かが拾ってくれて自由気ままに駆けずり回るいいねいいよねこれが自由誰かが言った誰かって誰?適当なこと言って噛み殺してやる

めがね

トンボ眼がたくさんあるらしい複眼面白いねメガネが必要になったら大変だどんなメガネをつくればいいのそれよりトンボの眼には僕ら僕らの世界どのように見えているのだろうもしかしたら

眠れない夜

眠れない夜夜中に目が覚める時間が進まない太陽はどこにいってしまったのかいつになったら空は明かりを取り戻すのか 眠れない夜今日も同じ時間に目が覚めるひたすら待つ何を待つ太陽が返ってくるのを空が明るくなるのをひたすら待つ 眠れない夜今日もいつも…

風が心地いいそれだけただそれだけ

文字

なんか今日もこうして字を書いている自分では詩だと思ってる単なるメモかもしれないし単なる文字の羅列かもしれないここには何の意味もないだから今日でやめることにしたそう思ったけど結局書いている自分がいる不思議なもんだ不思議なもんだここに書いてい…

僕はね蚊もつぶせないんだだって生きてるじゃんなんかつぶすなんてできやしないこんな僕を優しいなんて思わないでほしい弱い弱い人間だからあっという間さプチンってやられちゃう映画やマンガの名もなき存在だからね蚊だってつぶせないのさ

抜け殻

蝉がないているカナブンがベランダにやって来たおおきなトンボも飛んできたなんだなんだみんな僕を心配して身にきているのかそうなんだぼくは蝉の抜け殻のようになってしまったいったいどこに飛んで行ってしまったのだろうそもそもこの抜け殻の中には何が入…

なんでだろー

なんか面倒くさい全てが面倒くさいカラダもだるいしやる気も出ない何をする気にもなれない夏バテそんなに今年の夏は暑くないよじゃあなぜなんだいなんでだろなんでだろーなんでだろーなぜだなんでだろー

目的

みんななぜ生きているのだろうそこに生があるからたぶんそうに違いないではなぜ生き続けているのだろうたぶん生き続けているということは何か目的があるはずだそれは既に知ってしまっているものかもしれないけど知らないものを知りたいと思っている夕方にな…

結局

何もする気が起きない日そんな日が続いている色んなこと考えたり色んなこと思ったりそんな日がどこかに飛んで行ってしまったこのままではいけない何かを変えなくてはいけないそう思うだけで何もする気が起きないそれでいてこんな日常に嫌悪感を抱いているだ…

祈り

ペコちゃん? ポコちゃん? なんだっていいや カーネルサンダースだってもちろんいいよ いつも笑って 人に媚びて 何が楽しいの 雨が降っても 暑くても 寒くても いつもニコニコ 知らない誰かに媚び売って 何が楽しいんだい 何が君の人生なんだい そう思って …

安心

海を見ていたらなぜだか懐かしい気がしてきて海に触りたくなって少し触ってみてなぜだか舐めてみたくなってしょっぱいあーそうだよななんか安心して僕の腕をガブッと噛んで見たらしょっぱくてあーやっぱりそう思って笑ってしまったよ

跳ぶ

バッタものすごい脚でものすごい跳躍力一瞬でどこかに行ってしまうテレポーテーションではないのだろうか彼らは発見してしまったのではないだろうか瞬間移動なんだこんな身近に天才がいたあー知らなかった知らなかったよきっとタイムマシンもう誰かが自在に…

ヴィーナス女神あー男神そう言わないよねそれは神様は男だからだろうか男神どういう姿をしているのだろうかヴィーナスのように美しくそして力強いのだろうかなんかなんか不思議だな僕らはなにか気づいていないのではないだろうか

鳥かご

ベランダに飾り物の鳥かごがあるだれか使ってくれればいいのにあのサイズだと鳥は無理かなテントウムシそうだテントウムシがいいんじゃないかそう思ったけどなんで鳥かご入る必要があるんだろうねまるで僕みたいじゃないか

蝉の声少しだけ聞こえる7月だというのになぜかうす寒く蝉も困っているのだろうでもそうしてまだこんなに寒いのに蝉は成虫へと姿を変えアノヨウニ鳴くのだろう体の中にタイマーが埋め込まれていて朝決まった時間目覚ましが鳴るようにあの蝉も泣くのだろうかミ…

青空

梅雨が長い記録的な長雨だそうだそう思って窓辺の椅子に座っていたら明かりがさしてきて空を見たら青空久しぶりに見る青空は僕に空の青さを教えてくれたあーそうかそうか僕は知ってるようで知らなかったんだなそんなことを僕に教えてくれた

球体

日曜日の朝窓辺でコーヒを飲んでいたらふと外ベランダが気になって赤い球体2つトマト小さなトマトを見つけたんだそのトマトは植木鉢から伸びたつる垂れ下がっていて他にもグリーン熟してない身が何個かあってあー生きてる生きてるんだなそんな当たり前のこ…

自由

ひとりでドライブに出かけることにした一泊の旅お気に入りのバッグにあれやこれや詰め込んでただただドライブあー知らなかったなーこんなに楽しくてこんなに素敵な時間以前も同じことしたのに何が違うのだろうそう思って気がついた帰るところがある帰ると誰…

耳元で声がするなんだかわからない何を言ってるのか何を言っていないのか最近耳が遠くなったんだ目もよく見えないこのまま僕は何んでもなくなってしまうのだろうかそもそも僕は何かだったのだろうかもともと何でもなかったのならそのままということだなーん…

おーいおーい

おーいおーい大きな声で呼ぶんだけど気づいてくれないこっちも見てくれないおーいおーい何回も何回も呼ぶんだけど知らんぷり耳元を見ると最新のノイズキャンセル式のイヤホンおーいおーい手を大きく振ってもきづかない諦めて僕はずぶぬれでベランダから部屋…