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夕日


陽は沈む瞬間に
雲を真っ赤に染め上げ
一日の終わりを告げるとともに
これからやってくる
闇夜が幕をあける

今日も一日がんばったな
最後にいいもの見せてやるよ
これからやってくる静かな夜への
プレリュード
青い空が赤く染まる夕焼け空

なぜだか夕日は赤くて
朝日は金色に輝く
それは僕らが思っているだけであって
太陽は何も変わっちゃいない
僕らの心がそう思わせる

昼と夜
男と女
白と黒
明と暗
喜びと哀しみ

すべて真逆のようでそうではない
どちらも慈しみ深く
互いが持たない何かを与えてくれる
それが僕らの世界
それを自然と僕らは呼んでいる

僕らは絶えず自然から
なんらかの種を受け取っている
それに気づいているのか
気づかないふりをしているのか
それはわからない

ぼくらはその種を育て
新たな種を産み
自然と一緒に生きていく
感動という名の生とともに

幕が開き 幕が閉じる
絶えず繰り返すその営み
感動できるのは
生きている僕らだけだ