発明と革命


一杯のコーヒー
香り立つ臭い
ちょっと酸味があって
香ばしくて
なぜか落ち着き
僕の胃袋ではなく
心の中に
一滴ずつ
しみこんでいく

この豆はどこで作られたのだろう
地球の裏側
南米の広大な大地
そこで我々が寝ている間に
休みなく輝き続ける太陽が
作らせた豆
そして汗まみれになって
収穫する人々

一杯のコーヒー
こんな真っ黒な液体が
何百年も前から
僕らを癒し続ける
誰が発明したのか
一杯のコーヒを発明した人間は
人々を潤すだけでなく癒し
幸せにした
これを革命と呼ぶ

僕らは与えられた自然の家から
いろいろなものを発明し
人に喜びや希望を与え
幸せにしてきた
もちろん
悲しみも与えた
それでも
僕らは生き続けてきた
幸せと希望を求めて

僕には何が発明できるだろう
僕に革命を起こせるだろうか
人々を幸せにすることができるだろうか
そういう仕事をしているだろうか
そういう生き方をしているだろうか

諦めちゃだめだ
僕らにだって
僕にだって
ちょっとくらいの発明はできるはずだ
ささやかかもしれないけど革命だってできる
たった一人でも
幸せにすることができればいい
それだって
発明で革命

だから
それが僕らの生きる意味
ボブディランになれなくたっていい
たった一人でも
人を幸せにすることができれば
僕にとっての
発明で革命で
僕の生きてる証だから