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鳥の声


公園のベンチに座っていると
鳥がやってきて
僕に問いかけた

「何してるの」

陽の暖かさや
赤や黄色に色づいた木々を
見て感じて
その美しさに感心しているんだ
こんな中で
コーヒーを飲み
本を読むのは
最高に幸せさ

「そんなこと見ればわかるよ
 君は一体何をしているのか
 それを聞いているんだ」

僕は悩んだ
僕がしていることを答えたのに
それでも鳥は聞いてくる

「空の上から見るとよくわかる
 何かしている人と
 何もしていない人
 そして
 何もできなくて何もしない人
 何かできるのに何もしない人
 残念だね
 僕にはそれがわかるから聞いてみたのさ」

そう言って鳥は飛んで行ってしまった
僕は考え込んでしまった
そして気がついた
残念だねとあの鳥が言ったこと

僕は気がつかなければいけない
僕にはアウトプットが必要だということを
インプットは大事で大切
だけどそれだけではいけない
僕は僕のアウトプットを出さなければいけない
鳥はそれを教えてくれた

何もできなくて何もしない人
何かできるのに何もしない人
僕は
何かできるのだから何かしなくてはいけない

あの鳥を
探したけど
もうどこにもいない

僕は知っていた
あの鳥は鳥ではないことを

僕自身であり
僕を愛してくれる人

あの鳥が教えてくれた
大切なこと