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彼女✖️2


彼女のお母さんに会った
緊張して
足がガクガク震えて
なんとか平静を装うと
平気なふりしていたけど
お見通し

こんにちは
なんて
笑ってるけど
目は真剣で
僕を足のつま先から
頭のてっぺんまで
見渡して

きっと
このやろうなんて思ってる
なんて
下品なことを考えたのは
僕だけであって
彼女のお母さんは
彼女と同じで優しくて
まったく同じ口調で
よろしくね
こう言ってくれた

必要以上に
考えすぎていたのは僕で
バカで
浅はかで
情けなくて
下を向いていたら

彼女と
彼女のお母さんは
顔を見あって笑って
大笑いして
僕はなんだかわからなくて
あっけにとられていたら

いい子ね
なんて
同じ目をした二人に言われて
バカな僕は
二人とも
好きになってしまい
大好きになってしまい
僕は彼女を好きになってしまったことを
自分自身で
よくやった
とほめてあげた