僕は気づく


僕の人生は僕のものであって
他の誰のものでもない
と思ったけど
実は僕だけのものではなくて
誰かのものでもあることに
気づいた

僕は僕の勝手にすればいい
そんなふうに思っていたけど
それでも誰かが助けてくれていて
それなのに僕はそんなことに気づきもしないで
気づこうともしないで
いつもあきらめていた

僕は僕の人生を自ら切り拓かなければならない
だけどそれは僕だけのこと
ではなくて
みんなのこと
みんなと一緒に
切り拓いていかなければならない

僕は僕であるけれども僕だけのものではない
同じように
君は君だけど君だけのものではない
君が欲しいということではない
君を助ける僕がいる
君を助ける僕でありたいということ

だから僕は君と一緒に暮らしたい
君と一緒に人生を切り拓きたい
一緒に
ずっと一緒にいたい
そんなことに
ようやく気づいたんだ