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美しい僕ら


滝を見ていた
どこからともなくやってくる水
勢いよく落ち
水しぶきがあがる
しかしそのまわりは
何事もなかったかのように
静寂のまま

この水は
どこからやってくるのだろうか
この水はどこに行くのだろうか
この静寂は
いつまでこのままなのか
僕の心は
どうしてそのどちらでもないのか

不思議だよね
自然は美しい
どんな絵画より
どんな出来事より
不思議だよね
僕や
僕らも自然なのに

なぜ僕らは
このように振る舞えないのだろう
僕らは僕らであって
それ以上でも以下でもない
だから
そんな僕らを見てもらえばいいし
何も飾り立てる必要もない

なのになぜ
僕らは人の目を気にして
人に受け入れられたいと思い
自分を偽り
相手に慮って
嘘ばかりつくのだろう
だから美しくないのだ

そう
僕らはうつくしくならなければならない
美しい僕ら
そう
僕らはなれる
なろうよ
なりたいじゃないか

美しい僕ら
それは自然
いまのままでいいじゃないか
僕は僕でいいじゃないか
君が君でいいんだよ
だから僕らは
僕らは美しいんだ