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特別な存在


僕は特別だと思っていた
特別な存在
君にとってのスペシャ

僕だけが君をわかっている
僕だけが君を癒すことができる
僕だけが君の理解者

そう思っていた
僕にまかせておきなよ
大丈夫だから

そんな彼女が僕を見て泣いていた
見たことも聞いたこともない泣き方で
僕を見て泣いていた

わかった
僕はちっともスペシャルなんかじゃなかったってことを
それどころか僕は彼女に依存していた

僕の寂しさを彼女にぶつけていた
僕の辛さを彼女で癒していた
僕は僕のことしか考えていなかった

僕が彼女のためにしていたことは
僕のためだった
それどころか彼女を傷つけていた

今ごろわかった
彼女の本当の優しさ
彼女の本当の辛さ

今ごろわかった
僕のバカさ
僕なんて生きてる資格がない

笑ってよ
お願いだ
僕のためなんかじゃない

君のために
自分自身のために
笑ってよ

なんだってするから
そして
僕は頑張るから

ようやくわかったんだ
今ごろわかったんだ
ごめんね