旅立ちの日


朝早く起きて
空を見たら
宇宙が見えた

うっすらとした青空
朝焼けが始まる瞬間
ちぎれた雲の隙間から宇宙が見えた

この空の先には
宇宙があると知っていたけど
本当だったんだ

遠く遠く
どこまでも続く
果てしない空間

アメリカやヨーロッパ
月や太陽
どころじゃない

ましてや
僕の家族が暮らすあの街
なんて近いもんさ

そう思いながら見ていたら
すぐに宇宙は朝焼けで多いつくされ
やがていつもの青空となった

僕らの生きている世界は
自然は
最高に美しい

そこに生きる僕らも
色々と問題は抱えているけれども
美しい

それが自然だから
そしてその自然を超えたところに
宇宙があるから

僕らはまだまだ成長できるのかもしれない
可能性があるのかもしれない
それが僕らが旅に出なければならない理由だから