輝きの街


雪が降ったんだ
都会では
4年ぶりの大雪らしい

次の日
君は見たかい
朝日に輝く一面の雪を

僕は電車から見た
黄金色に輝く平野を
独り占めをした

だって他の人は
みな気がつかない
スマホに夢中

みんなに教えてあげたかったけど
僕は我慢して
ひとり笑ったんだ

週末
雪が残る街
陽の光が反射して輝いていた

みんな知っているのかな
この街の輝き
いつもと違うこの風景

教えてあげたいな
でもいいか
そう思って街に出かけ

輝きを独り占めして
僕は笑って
その輝きに包まれた