布団の中


寒い日の朝
布団から出たくない

まだ眠い
もっと眠りたい

寒いから
もっと温まっていたいから

行きたくないから
もっと守られていたいから

布団の中は
自分のもの

自分だけのもの
永遠のもの

と思っていたら
自分だけのものではなかった

気づいた
知った

僕は僕以外のものを守るために
布団から抜け出す

気持ちいい朝だ
日を浴びて

みんなが寝ているうちに
外に飛び出す

希望の朝だ