雨が降ってきた
僕は傘を閉じた

大事な大事な
雨だもの

体中に雨を染み込ませたくて
僕は服を脱ぎ捨て

頭から雨を浴びた
滴る雨は僕の視界を曇らせ

そこには
光り輝く世界が広がっていた

僕は頭上を見上げる
きらめく雨粒

空から
僕に突き刺さる

そして僕は
その美しさに心ときめく

雨にはこの世界のすべてが凝縮されている
雨は僕自信であって僕のこころ

この世界のすべて
この世界の心がここにある