マンガ

 

漫画を読んだ

笑ったり

ドキドキしたり

悲しんだり

 

びっくりしたり

暗い気持ちになったり

ビクビクしたり

ホッとしたり

 

読み終わった僕は

すごく疲れてしまって

達成感もなくて

ただただ疲れていて

 

それは

少し怖い物語

少し切ない物語

だったからかもしれない

 

けど

僕は疲れてしまって

こんな思いするくらいなら

もう読まない

 

なんて思って

それは初めてではなくて

映画や

ドラマでもそう

 

小説もそう

人の話もそう

何でも信じてしまって

自分のことのように思ってしまって

 

物語なのに

人のことなのに

僕のことなんて

誰も思ってやしないのに

 

おかしいね

そんなこと思ったけど

もっとおかしいことに

僕のこと思ってくれた人

 

いたことに気がついて

だから他人事と思えなくて

僕は

疲れてしまう

 

そんなことにも気がついて

だから僕は弱いんだ

そんなことにも

気がついて

 

それでも

強くなるってどういうことだろう

と思って考えたけど

まったくわからなかった

 

僕は気がついていなかった

弱い僕を

強くしてくれたのが

あの人だってことを