サーファー

 

ビッグウエーブ

じゃなくても

 

あの波に乗ることができたら

どんなに楽しいだろう

 

サーフィン

あこがれ

 

でも僕は泳げない

運動神経も悪い

 

なんといっても怖いし

臆病だから

 

できない

一度もやったことない

 

でも

いつも思っていた

 

あの波に乗れたら

どんなに楽しいだろう

 

隣の車

大きなサーフボードを積んでいた

 

その車は

普通のセダン

 

一緒じゃん

僕の車でもできる

 

行ける

今からでも行ける

 

僕は

波に乗りたかった

 

変わる

きっと何かが変わる

 

僕は

サーファーだ

 

サーファーなんだ

みんなに言ってやる

 

大きな声で

みんなに言ってやる

 

考えるだけで

楽しい

 

僕は

サーファーなんだ

 

あの波に乗ることができたら

どんなに楽しいだろう

 

いつか

できたらいい

 

とっておきの

僕の目標

 

僕は

サーファーなんだ