ハロウイーンがやってくる
いつからだろう
街が仮装した人で溢れてる
人気のキャラクターや
思い思いの格好で
皆恥ずかしそうに
誇らしそうに
私を見て
こんなに仲間と楽しんでる
私を見て
こんなに私は充実している
そんな私は
滑稽だ
なぜ気がつかないのだろう
みなと同じことをすることが
格好悪いことに
滑稽なことに
様々な姿になってみても
そこに自分の姿はないことに
なぜ気がつかないのだろう
そこに自分がいないことに
でも
そんなことどうでもいいいや
これが街の風景だから
滑稽な僕らの世の中だから
家に帰ると
大きなオレンジのかぼちゃ
僕を見て笑っていた
ばかだなあって