知った

 

うっすらと

山が見えるから

 

そっちの方に

行ってみたかった

 

後ろを振り向くと

高層ビルディング

 

高いところに

登ってみたかった

 

もっと高い

そんな場所に行ってみたくて

 

なんでだろう

何を見たいのだろう

 

僕には

わからなかったけど

 

高いところに

行ったら

 

何かがあることだけは

わかっていたから

 

僕は

そっちの方に向かって

 

歩き続けたら

そこには

 

何もなくて

山と思っていたのは

 

山ではあったけど

大地で

 

僕らの世界だったから

僕は歩き続けて

 

歩き続けて

知った

 

僕の人生

僕のいる世界