綿あめ

 

綿あめ

世紀の大発見

 

一体誰が

考えたのだろう

 

こういう発見

ノーベル賞にふさわしい

 

僕は

綿あめを発見しました

 

人々を幸せにしました

甘くて不思議な綿あめです

 

みんな見る目がないな

それとも気がついていないのかな

 

こんなに甘くて

柔らかくて

 

口に含むと

儚く溶けて

 

いつの間にかに

どこかに行ってしまう

 

残ったのは割り箸と

漫画の書かれた袋だけ

 

お面の味は

綿あめの味

 

僕のこころは

満たされて

 

いつものように空を見て

ああなりたいな

 

綿あめさん

白い雲みてつぶやいた

 

今日もどこかで

綿あめが

 

空を漂い見つけてる

幸せになりたい子はどこかな

 

すぐに行くよ

儚く甘い綿あめで

 

君のこころを溶かしてあげる

ああ素晴らしい夏の夜

 

僕らはひとつになりました

空を漂う綿あめに

 

僕はいつでも飛び込みます

雲の上から見ています