桜の季節

 

桜が咲きそうだ

またこの季節がやってきた

もう一年また一年

 

この繰り返し

何回目だろう

あと何回繰り返すのだろう

 

桜の木は

そんな僕らを

何回見てきたのだろう

 

桜の木を見上げると

何を思い出すだろう

楽しいことや悲しいこと

 

見上げる僕らだけではない

桜の木も見てきたはず

だから僕らも見ていこう

 

この桜の木

あの桜の木

桜の木は儚く強い

 

僕らだって負けてやいられない

一年に一回

一生に一回

 

僕らにだってできるはず

僕らは僕らなりの

大輪を咲かせることができるはず

 

散るときには見ていてほしい

覚えていてほしい

こんな僕らがいたことを