知った

 

休日の昼間

窓辺に座り

ぼーっと外を見ていたら

何だか気持ちよくて

そのまま寝てしまい

目が覚めたら

目が覚めたのだけど

僕は眠り続けていて

あれ

おかしいな

そう思ったから

起きなよ

起きてよ

そう言って肩をたたいたら

その肩は僕の肩ではなくて

僕は

どうしてしまったのだろう

そう思ったら

僕は眠っていただけで

それが日常だったから

僕が起きていると思ったのは

僕が眠っていたからで

それが僕であることを

窓辺に座る僕を見ながら

空の上から見ていた僕は

初めて知って

初めて気づいた