サラリーマン

 

公園で寝転んでいたら

日差しが眩しくて

目をつぶっても眩しかったから

タオルをかぶって

寝ていたんだ

 

そしてらどこからか風が吹いてきて

いつの間にか僕は空を飛んでいた

魔法のジュータン

昔よく見た光景

風に流されヒーラひら

 

どこまで飛んでいったのだろう

タオルをはずして目を開くと

そこにはいつもの公園といつもの緑

僕は眠っていたのか

昼寝の夢

 

そう思って起き上がろうとしたら

僕の身体はどこにもなくて

あれ

おかしいな

そう思ったら

 

僕は一匹の蟻になって

大きな大きな荷物を背負って

蟻の巣に向かうところだった

働かなきゃ働かなきゃ

そう思って働き続けた