切手

 

シザーハンズ

そんな物語があったっけ

 

とてもキレイで

切ない話

 

僕の手が

ハサミだったなら

 

僕は

何を切るのだろう

 

僕は切手を切って

手紙に貼る

 

でもその手紙をポストに出そうとしたら

粉々に切れちゃった

 

だからまた手紙を書く

ハサミの先にインクを付けて

 

僕は毎日

手紙を書く

 

切手を切るために

僕の手はそのためにあるのだもの

 

切手

今日も僕は切り続ける