雨が降ってくると
思わず
空を見上げる
雨粒が
一つ
ふたつ
僕に向かって
糸を引いて
落ちてくる
美しい軌跡
そんなことを思う
雨粒
この雨粒は
何処で出来て
どうやって
僕までたどり着いたのだろう

雨粒にとっては
初めての
そして何回目かの

ピチャ
僕のほっぺに落ちる雨粒
ようこそ
お疲れ様
そんなこと思いながら
ほおを拭う
さて
そろそろ
僕も行かなきゃね
一緒に行こうか
雨粒くん