2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

プリン

プリン卵からできたかわいいやつふたをあけると匂いだすまわりにただよい 笑い出す口に含むととけだしてちゅるんと音立てとけていくプリンゆらゆら揺れては誘ってる私は甘くておいしいわ香りも素敵よ 笑い出すスプーンで優しくほじくると甘い蜜があふれ出す…

ドラム缶

ドラム缶むかしから ここにある誰が置いたのかこのなかに あるものが入っていた空と雲と海と山と湖クマと狐と馬と羊とペンギンそして 君と僕このドラム缶はこの世の果てからやってきた緑の大地と 僕らの家族楽しい世界と 悲しい世界ドラム缶は 出発の時間次…

トゲ

バラの花にはトゲがある可愛いあの子もトゲを持つとても綺麗でかわいくて素敵に咲いてる花一輪彼女は体にトゲを持つ僕にも与えてくれないか君を守ってみせるから彼女は無邪気に笑い出し僕にトゲをくれました僕は喜び大はしゃぎトゲで槍をつくっては彼女を守…

バイバイ

あのねごめんね 僕は約束を守れなかったあのね僕は情けない男だあのね僕は何もできないあのねそれなのに かっこつけてバカみたいあのねだから君を幸せになんて できっこないのにあのね嘘ばっかりで ごめんねあのね僕は 生きる資格なんてないあのねだから も…

本当だよ

君は美しい君は誰よりも美しい本当だよ本当にそう思う深く青い海よりも夜空にきらめく星よりも君は美しいこの世の中で一番だよ本当だよ本当にそう思う遠い遠いあの雲より水面に輝くあの光より君は美しい僕の心を揺さぶりつづける本当だよ本当にそう思う真っ…

大好き

大好きよ彼女は僕にそう言って静かにまぶたを閉じました涙がすこしながれててそっと拭いてあげました大好きですなんで僕は言えないの言ったら何かが変わったの変わったのなら僕のせい僕は おく病 ひきょう者言ってもらって してばかりやってもらって してば…

葉っぱが一枚あったとさ生きて生きて生き抜いて枯れ落ち 風吹き とんできた葉っぱは 抜け殻 なにもない茶色く かさかさ つかれはてただただ 風に 吹かれてる葉っぱもかつては新緑で誰もが羨む優等生風を身に受け 悠々とこの世の春を謳歌して光を身に受け生き…

きみは何色

君は何色?僕は何色?晴れた空みたいな明るい青暗く静まり返った山々の緑誰からも嫌われる毛虫の黄空にたたずむ雲のような白それともあいつみたいな黒君は僕を色付けしてくれる君はパレットを取り出し絵の具の蓋を開けまるで治療をするかのように僕を様々に…

永遠

熱いとても熱い日僕はとけてしまいそう君ととけてしまいそうとけた二人は固まって熱い熱いと嬉しそう二人で汗をかきながらとけたことさえ忘れてる寒いとても寒い日僕は凍ってしまいそう君と凍ってしまいそう凍った二人は固まってカチンコチンと笑ってる二人…

usotsuki

彼女は僕が嘘をついたといった僕は嘘をついたと思わなかったただただ 僕は悲しかった僕は彼女が好きだった彼女のためならなんでもできた彼女の喜びが生きがいだった僕はまた嘘をついてしまった嘘をつくつもりなんてなかったできっこないのを知らなかったなん…

いちご

僕のイチゴちゃん君は僕に食べられるために生まれてきたんだよ僕のイチゴちゃん大切に大切に育てられてきたイチゴちゃん雨や風から身をまもられ害虫にも寄せ付けず栄養たっぷり与えられ美味しく真っ赤に育った君緑のロープにぶら下がり僕に食べられるのを待…

あばよ

あの世で誰かが言ったとさおまえは何がしたいのかと平々凡々 生きてきてなんの努力も致さずにただただ欲しいと言ってきてねだってばかりでよろこんで当たり前だと勘違いそれでもいまだにねだってる変わりたいよと叫んでる誰も聞く人いないのにあの世で誰かが…

葉っぱの絵

あの絵知ってる大きな葉っぱの絵あざやかな緑の大きな葉っぱなんで葉っぱを書いたのか僕はそのわけ 知っている葉っぱは食べもの?薬かも?実は服にもなるんだよあの葉っぱは彼女の服あざやかな緑の大きな葉っぱ葉っぱは彼女を隠している裸の彼女を隠してる彼…

dance

踊る君皆の注目を集めてる君は僕を見る一緒に踊ろうと呼んでいるとんでもない僕は踊れないよ踊りも知らないしそんな度胸もない君は僕のところにやってきて僕の手を引っ張るやめてよみんな見てるじゃないか君はかまわず僕の手を引っ張る僕の手を取り踊り出す…

なにしてるんだろう

お湯を入れて3分できあがりスープを飲んで麺を食べ満腹だなくなったら買えばいいお湯を沸かせば食べられるお湯を入れれば食べられるいつでも食べられ 満腹だお湯を沸かすだけお湯を入れるだけいつでも?食べられる?満腹になる?いったい君は何してるんだい…

アヒルのくちびる

君のくちびるアヒルみたいガーガー ガーガー厚いくちびる空に向かって ピンとはねてガーガー ガーガー君が笑うとアヒルのくちびるも笑う君がつまんなそうにするとアヒルのくちびるもブスッとするみにくいアヒルの子って知ってるかいみにくいアヒルの子は白鳥…

こんな僕

僕は心が狭いとても狭いなんでどうしてもっとおおらかにもっと自然にどうしてできないの僕は心が狭いとても狭いだってしょうがない僕は心が狭いとても狭いだってこれが僕わかってるだけマシわかってない人たくさんすぐに損得ばかり考えてすぐに自分ことだけ…

猫の一生

猫がいる野良猫だ家もなくただただ ぶらつく雨に濡れ虫に喰われ誰からも 必要とされずただただ ぶらつく近所の子供が近づくと汚いと 親が止める誰かがミルクをあげようとすると他の野良猫に飲まれてしまう猫は誰からも必要とされていない猫は一人で生きてい…

迷子

迷子の迷子の子猫ちゃんあなたのおうちはどこですかいいね子猫ちゃん僕にはね 住む家もないんだ探してくれる人もいないんだよだから迷子にもなれない迷子の迷子の子猫ちゃんきみが羨ましいよきみには帰る家があるきみには探してくれる人がいる迷子の迷子の子…

彼女

電車が揺れる僕は君に手を差し出す彼女は僕の手をつかむおかしいねって 彼女は笑うどうしてつかんでくれないの?僕は手を差し出した彼女は僕の手をつかんだそれでいいじゃないか不満そうに 彼女は続ける私が手をつかむとはかぎらないじゃない僕は困惑するそ…

知ったのはいつ

花の美しさに気づいたのはいつだろう花の香りを風に感じたのはいつだろう花のはかなさを知ったのはいつだろう気づかなかった長い間君の優しさに気づいたのはいつだろう君の美しさに気づいたのはいつだろう君の大切さに気づいたのはいつだろう僕はバカだった…

君がいたまち

丘の上から君の住むまちを見た陽の光が川に反射して通りの木々を照らす 美しいまち君は確かにここにいた一緒に学校に通い 一緒にグランドを走った君はこのまちで生まれた そしてこのまちで僕と知り合い 恋に落ちた君は僕の手を握りしめ僕をそっと抱きしめて…

やるじゃん

なんでどうしてうそだろおかしいよそんなどうかしてるだってそうだろ僕は僕はもういいんだもういいんだよ僕は僕をそうだよそんなんだもういいんだもういいだろだってそうなんだでもまだいいんだよいいんだそうやれるよいいじゃんやれるじゃんいいぞいいよや…

さびしがりやのあいつ

さびしがりやのあいつすぐに泣き出すあいついつも怖がって何かにおびえてささいなことで泣き出すあいつでも 僕は知っている君は寂しくなんかない君は皆に温かくされてきただけ君は知らない君は気づかないさびしがりやのあいつすぐに泣き出すあいつ君は幸せみ…

きみを探して

君が見つからないどこにもいない探して探して探したんだベッドの中大好きなお風呂いつものキッチン君が見つからないどこにもいない探して探して探したんだクローゼットの中ベランダの植木思い出のアルバム君が見つからないどこにもいない探して探してようや…

金魚

赤と白ひら ひら ひら ひら可憐な金魚お祭りの屋台皆に囲まれおよぎまわる子供たちに愛され恋人たちに愛され右に左に およぎまわる可憐な金魚普段はどこに住んでるの親や子供はどこにいるの可憐な金魚皆に愛され 皆を楽しませそんな自分は幸せかい赤と白ひら…

なんでわかったの

お腹すいたな おかしいねなにもしていないのに お腹すいたな 何か食べたいものある?君は聞く なんでわかったの僕がお腹をすかしていることを お腹すいたな おかしいねなにもしていないのに おかしいねなんで涙が出るんだろう おかしいね僕はなにもできない君…

バス停

バス停雨が降ってきた君は困っているバスは行ってしまったばかり僕は傘を差し出す君はおどろくあせる僕こちらに振り向き笑顔を見せる君自然な笑顔 その表情瞬間僕の心に何かが灯ったその明かりは身体中に広がった明るいだけじゃない あたたかいとてもあたた…

ありがとう

あなたに褒められたくて生きてきたあなたに喜んでもらいたくて頑張ってきたあなたが笑うと僕は幸せだったあなたが怒ると僕も怒ったあなたが泣くと僕も一緒に泣いていたあなたがいたから僕は生きることができたあなたに褒められたくてあなたに喜んでもらいた…

まだわかってない

もういいかなこれから いいことなんてないよもういいかな十分楽しかったよ ありがとうもういいかな充分だよ 僕なりに頑張ったんだ僕の役目は終わったんだ誰からも求められていない傷つき 傷つけられそして 裏切られたみんな優しくしてくれるちがうよ 自分の…