2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

秘密

彼女が足を組み替えるそのたび僕はどきっとする彼女のスカートのおくドキドキしながら気にしているけどしてないふり彼女が足を組み替える僕は上を見たり左を見たり彼女と目があうとたんに知らない顔ふいに彼女が足を組み替える水色のレースにに包まれた彼女…

時間

ゆれるまゆげが揺れる右に 左に消えるまゆげが消える剃っただけまゆげまゆげまゆげまゆげまゆげは何のためにあるまゆげを何のために剃る僕のまゆげ 素敵だろ君のまゆげ かわいいねまゆげまゆげまゆげまゆげ僕らは何のためにいて僕らは何のために自分を装うの…

バラ色の人生

この世は何からできてるのいったい誰が作ったの僕らはいったい何者なのいろいろ考え いろいろ悩みこの感情はいったい何僕らはどこから来たのだろう広い宇宙のまっくらやみ地球と呼ばれる青い星僕らが住んでるこの世がある宇宙の秘密が解明されたノーベル賞だ…

よかったんだ

悲しいよ苦しいよ悔しいよ なんで僕がこんな目に会わなきゃならないんだみなに笑われてみなにバカにされてこんなはずじゃなかったこんなの本当じゃないなにかの間違いだ僕は順風満帆な人生を歩んできたこれからもそのはずだったそれが今じゃこのありさまなん…

エンドロール

きみの笑顔が僕の目に焼きつく 目の前が真っ赤その中に まるでセロハン紙に包まれたかのような君がいるぼくは空を二回見てそのまま地面に叩きつけられた その瞬間わかったこれが死ぬってことだと痛みもないし何も感じない何も聞こえない 目の前にあるものだ…

自転車に乗って

僕はきみが好きできみと少しでも長く一緒にいたくてきみと家が近くて帰り道が同じであるというだけで一緒に帰ることができて嬉しくて どきどきしてでもそんなこと少しも表に出さずただの帰り道いつものことでふつうのことで緊張しながら装ってこのまま時が止…

きれいな花が咲いている花にも感情あるのかな花は何を考える小さな種から成長し緑の葉っぱで息をして可憐な花を咲かせます種をたくさん作ったら新たな花を咲かせますなんだ僕らと一緒じゃないだったら感情あるでしょうきっと何かを考えてる僕ら無邪気に花摘…

僕はきみが好きできみは僕のことが好きではなくてそれでも僕はきみが好きで好きで好きでたまらなくてきみのことを愛していた きみは僕の友人が好きで僕の友人もきみのことが好きでふたりは愛し合っていた 僕はふたりが好きでふたりも僕のことが好きでだけど…

カエル

オタマジャクシがいるすいすいと泳ぎまわるスイカの種みたいなあいつ足が生えしっぽがいつの間にかなくなりスイカの種はカエルになったこんどは平泳ぎ長い舌で虫を取りケロケロケロと鳴いているカエルは池を飛び出し僕らの街にやってきた不思議そうに辺りを…

smile

きみは僕を見て笑う きみが泣いている時きみが怒っている時きみが困っている時きみが寂しがっている時きみが悲しんでいる時きみが落ち込んでいる時きみが下を向いている時きみが迷子になっている時きみが寒くて震えている時 きみは僕を見つけると頰につたう…

流星

夜空の星をながめたら涙がポロリと落ちてきて僕の心に気づきました星が涙にきらめいてとても綺麗に輝いて僕の心もときめいてきみの星はどこにあるこの手が届けばいいのになこの手で掴んでしまいたい僕の涙は流星であの子の星を駆け巡る僕は願い事ひとつまた…

台風

今年も台風が やってきた風がざわめき 雨降り出しどんどん激しくなってくるヘクトパスカル ミリバール天気予報が伝えてる危険です 接近中と言っているなぜか僕はワクワクしてこれから何が起こるのかどんより空を見つめてるどんどん雨が強まって台風の匂いが…

カレーライス

カレーライス週末になるとやってくる我が家自慢のカレーの日 じゃがいも、にんじん、トウモロコシたまにコンビーフ入ってさ我が家自慢のカレーの日 白いご飯は炊きたてでつやつや光って待っているおししいカレーを待っている 銀のスプーンが配られてコップに…

僕ときみ

きみがいたから僕がいるこんな歌があったっけきみが僕を知ってるこんな歌もあったっけこれ本当だと思うみんな気づいている 思っているきみの僕 僕のきみ僕を理解してくれるきみ人にどう思われるかなんて関係ない人によく思われたいそんな必要ない自分に素直…

走る

走る 走る僕は走る君が走る彼も走る泳ぐ 泳ぐ僕が泳ぐ君も泳ぐ彼が泳ぐずっとずっと毎日僕らは走り続ける 泳ぎ続けるどこに行こうとしているのかどこに行きたいのか誰と競争しているのか誰に勝ちたいのかそんなこと知らないそんなこと知ろうともしない走りた…

幸せだった

山菜狩りに行きましょう山は静かで凛として多くの魂あふれていて生に接して元気になる彼女はそれをわかっていて僕を連れ出ししたり顔海水浴に行きましょう海は青くて輝いて波がざわめき生きていて風が強さを運んでくる彼女はそれも知っていて僕を海に突き落…

発明

夕日が街を金色に染める神々しい景色人間が造った構造物を染め上げるそれはまるで 山や海や森の木々のよう自然と一体となって そこに存在するその人間が造った街に僕はいる自然な僕でありながら 構造物より自然でなくこの街に溶け込むこともなくひとり ぽつ…

プール

プールで泳ぐきみキラキラと輝く水面その光を一身に受けイルカのようにつやつやと水しぶきを上げなから泳ぎ回る君プールで泳ぐきみこぼれるような笑顔日焼けした肌華奢な体でも女らしい体すべてを受け止めるかのように輝きに溢れた君プールで泳ぐきみ僕と目…

歩く

森の中を歩くただひたすら歩く緑の木々をかき分け一心不乱に歩く僕はひとり歩く手には缶ビールどこかに行こうとしているわけでもなくなにかあてがあるわけでもないただただ前に歩く僕はひとり歩く陽が落ちてきた夜になるとこの辺りは寒くなるそれでも森の中…

大事なこと

天気が良くて青空で風が心地良く吹いて最高のお出かけ日和ですだけど僕は部屋に一人いて外を見ながらじっとして何をしていいかわからない掃除洗濯してみたけれどシャワーを浴びる気もしないなんでこんな世の中でテレビを見ては毒づいて空を見上げて途方にく…

世捨て人

世捨て人と人は呼ぶ捨てられたのは僕なのにいつも笑われ笑ってた自分をごまかし偽ってみんなの仲間になりたくてひとりじゃないふり したくってそれに何の意味があるある日僕は気がついた会社も辞めた 家族も捨てた僕はひとりで旅に出た本当は会社捨てられ 家…

金魚

夏祭り金魚に水飴、ヨーヨー釣り綿あめ、お面に浴衣着て心浮き立つ夕暮れに彼女と偶然会いました彼女はきれいな浴衣着て彼女もきれいで驚いて金魚をぶらさげ楽しそう赤い金魚が僕を見てお前も捕まっちゃいなと言っている彼女がすくってきたならば慌てて逃げ…

競争

うさぎとカメが競争したようさぎは油断で寝てしまい最後は カメが勝ちましたこんな競争あるわけないうさぎとカメがするわけないなんでそんなウソつくのうさぎはカメなんて相手にせずぴょんぴょん飛び跳ね全速力にんじん食べて生きているカメはカメでノロノロ…

またね

ある時彼女が言いました私のどこが好きですか?そんなの答えられるわけがない何言ってんだよとごまかしたそれでも彼女は真剣で僕に対して問い詰めた僕はそれにも答えずに会社に出かけて行きました家に帰ると真っ暗で彼女の姿はありません机に一通の手紙があ…

ぼくら

めんどくさいほんと めんどくさいまるで めんどくさいめんどくさいとても めんどくさいなんで めんどくさい洗濯するのも掃除するのもご飯を作ったり 食べたりするのも人と会うのも人と話すのも色んなお願いするのも されるのも歩くのも走るのも水を飲むのも …

サンドイッチ

玉子、ツナ、ハム、ポテト、トマトおいしい おいしい サンドイッチ君はどんなサンドイッチが好き?ぼくはねハムにきゅうりが はさまったやつシンプルで味付けは マヨネーズそう、君が作ってくれたやつさあれが僕のサンドイッチ僕が大好きなサンドイッチいつ…

みんなのため

みんなを喜ばせたいな楽しく 笑って本当に嬉しそうでさだから僕はガンバるんだそれが僕の生きがいだものでも それってホントにみんなのためなの?ホントは自分のためなんじゃないのみんなが喜び 嬉しくて 笑ってくれればいいさでも君はみんなが喜ばないと不…

おかしい

おかしいなさっきまで みんないたのにみんなここにいたのにおかしいなさっきまで みんな笑ってたのにあんなに楽しく笑ってたのにおかしいなさっきまで 僕は不機嫌でひとりになりたいと思っていたのになんでだよなんで今は僕ひとりなんだよみんなどこに行っち…

うつくしい羊

羊が毛を刈られている丸はだかかくすものもない毛はセーターとなり君のカーディガンとなる僕らの服となり僕らを隠す羊は裸になり僕らは裸を隠す裸の羊はかわいそう?そうじゃない羊はすでに裸じゃないかふわふわの毛にまとわれている裸の羊だから羊は美しい僕…

ポニーテールが揺れている僕の腕に触れる つややかでみずみずしくてくりいろでやわらかくてかがやいてる とてもキレイな君の髪 僕の腕に触れるたび水しぶきがあがるよう たおやかでしなやかでかわいくてきれいでほんとうにきれいで まるで髪に生命が宿ってい…