2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

スーパースター

可愛い子は顔が可愛いから可愛いのだろうか じゃあ可愛くない子は顔が可愛くないから可愛くないのだろうか だとしたら どうしようもない メイク 整形 自分ではどうすることもできない そんなことあるのか 何だってできる そんなこと言う人がいる 何だってで…

洋梨

洋梨を食べたら それは 梨じゃなくて りんごに近くて でも りんごじゃなくて 形も 瓢箪みたいで 黄色くて その香りは 日本的ではなくて 洋風 だから洋梨 不思議で 粘り気があって 甘くて 変な食べ物 洋梨の 洋って どこ 知りたいけど 知ってどうするの 採り…

風呂上がりの

風呂上がりの 匂い 僕は好き ほてった頬 湯気 君のからだ 髪に滴る 風呂の香り 君の香り 風呂上がり そんな時 感じる 特別な 僕だけの時間 僕のもの だから知らんぷり 夜空を見上げて 星を探す ダイヤモンドは どこ 冷たさに 暖かさを知り 僕は幸せを 手に入…

再会

家への帰り道 遊歩道を歩いていたら その脇に たくさんの枯れ葉 なぜだかそれに気づいて しばらく見ていたら ふかふかの絨毯 見えてきて もしかしたら 毛布かも あそこに横たわれば 温かいかも そう思い 飛び込んだ バフン うつ伏せに突っ込んだ 冷たい そう…

雨上がりの

雨上がり 僕は好き きらめく舗道 濡れた匂い 世界が洗濯され そんなみずみずしさ 僕のこころ 洗われ 僕は知らない 僕が汚れていること だから世界 自然の美しさに気づく 僕もなりたい ああなりたい それに気づく 雨上がりの舗道

コーヒーカップ

天才だね 誰が考えた 遊園地の コーヒーカップ ハンドルを 回せば ぐるぐるぐるぐる コーヒーカップ 僕は目がまわり 幸せで 涙が出てきて コーヒーになる 涙は 苦くて しょっぱくて コーヒーになる ぼくは思い切り回す どこまでも まわり続け 飛んでくように…

僕はバカ

見上げると 真っ青な空 見上げ続けているのは 涙がこぼれないように ではなくて 飛行機 飛んでいたから 見続けていた どこに行くのだろう 誰を乗せているのだろう 楽しい旅行 幸せな二人 家族 ひとりぼっち いろんなひと 思いを乗せて 飛行機がいく そう思っ…

チョコレート

チョコレートが食べたくて コンビニで 一枚の板チョコを買って 家に帰って冷蔵庫で冷やして そんなこと忘れてしまって 数日立って カチンコチン キンキンに冷えたチョコレート 見つけたから パリンと割って 口に放りこんだら 唾液がたくさん出てきて 冷たさ…

僕が詩を書く理由

あなたがいたから僕がいた ふと口ずさんだ その歌詞は 古い歌謡曲 だったけど なぜ? どうしてこんな歌詞が書けたのだろう どんな思いや 出来事があったのだろう だって そうだろ そう思わないか あなたがいたから僕がいた そんな僕になりたい それに気づい…

白い白い

白い白い 雪が降ってきて あたり一面が 白く覆われてきて 美しさよりも 日常がそこにはあって そんな場所には ほんとうの美しさがあって それを知っていて 嘘がないから その世界は素敵で 寒くて 厳しくて 幸せだった そんな場所に 僕たちは行かなければなら…

レベルアップ

ヘッドホンを買ったんだ 高かったから 少し後悔しちゃった だけど 欲しかったんだ ノイズキャンセリング 最新型のヘッドホン ヘッドホンを耳に当てた瞬間 音が消えた 周囲の喧騒が この世が僕だけになったような そんな静寂が 突然現れて 怖かった 僕はヘッ…

ぼくらが旅に出る理由

寒くて 寒くて 本当にどうしょうもないくらい 寒くて 暖かさを知った 僕らは鈍感な生き物で 寒くなければ 暖かさもわからない 優しくなければ 厳しさもわからない 僕らはどうしょうもないくらい 鈍感で 間抜けで 幸せだったから 幸せだった どうしょうもなく…

なぜ

僕はなぜ歌が下手くそなんだろう 上手に歌えたら 素敵な歌声があったら みんなを幸せにできるのに 僕はなぜ絵が下手くそなんだろう 上手に描けたら みんなの心 きっとワクワクさせられるのに 僕はなぜ足が遅いんだろう 早く走ることができたら 一等賞が取れ…

僕のさま

一心不乱に応援する人をみると なぜそんなに一生懸命 他人のことなのに そう思う でもその人にしてみれば それがすべて それが人生 なのかもしれない 情熱を持つことは素敵だ それがたとえ他人のことであっても そんな生き方もある 人は人に助けられて生きて…

男の道

オタマジャクシ 不思議な生き物 スイカの種のようで 実は生き物で しばらくすると 足が生えてきて 手が生えてきて 黄緑色に変色して 尻尾がなくなって ケロケロケロ 喋りだす 水から飛び出し跳ね回る 君は一体何者だい? ぴょん吉 そう呼んでもいいかい だっ…

一本の道

一本の道 どこまでもどこまでも続いている 一本の道 目の前には 真っ直ぐの道しかない 分岐路もない 遠くが霞んでいる あの向こうに 何があるのだろうか 知りたいわけではない 知ろうとしているわけでもない ただ歩き続ける どうしてこの道を歩いているのか …

ぼく

散歩をしていたら 歩いていたら どこまでもどこまでも 行けるような気がして どこまでもどこまでも 歩いてみたら 僕はどこまでも行けることがわかって あーそうか じゃあ月まで行ってみよう そんなこと思ったら いつの間にか月についてしまって それじゃあ火…

さよなら

寒くなってきたね あんなに暑かったのに もう冬はやってこないと思った そんな寒い冬の日も 僕らを温めてくれる 太陽は常に僕らのそばにいいる 夕暮れ 西の空を真っ赤に染め上げ 僕らの一日に別れを告げる太陽 そんな彼は 東の空を尊い光で差し込みながら 僕…

カクレミノ

カクレミノっていう花を知ってるかい? 花というよりは木かな 木というよりは葉っぱかな 葉の形を変えながら成長するらしいけど 不思議なのは色づくその葉 緑と黄色 裏と表 そんな感じで色づくカクレミノは 何から隠れようとしているのか 落ち行く葉と 輝き…

湯気

飲み終えたコーヒカップから 白い湯気が出ている もう飲み終えてしまったのに 空っぽなのに しばらくすると その湯気は回転しながら 部屋の空気と一体となり 見失ってしまった 何かを成し遂げたあと そこに残るものはなんだろう 目に見えるもの 目に見えない…

戦い

サッカーの試合を見ていたら 贔屓のチームが負けちゃって 怒鳴り合う大人たち 他にすることないの もっと怒ることないの 大会社の社長さん 私腹を肥やして捕まっちゃった あいつが悪い あいつが首謀者 そう言うあんたは何してたの 政治家がなにか言ってる 新…

紅葉

寒くなり 一斉に色づき始める 紅葉 なぜ 赤や黄に染まるのか 不思議だ あんなに青々としていた葉が 一斉に色づく その姿は美しい 目的は何なのか 目立ちたいのか 目立ってどうするというのか 色づくと 色気づく 似ているけどぜんぜん違う でも 一緒なのかも …

甘いもの

甘える 甘えたい 甘えさせる 甘い うまい 辛い りんご 果物 さかな 甘いものはなぜ甘い 甘いものだけでは 体に悪い 何事もバランス いい時もあれば そうでない時もある 甘いものはどこにある スーパーでも八百屋でも どこにでもある 甘える 甘えたい 甘えさ…

ラムチョップ

ラムチョップ 普段は食べることのない 七面鳥 食べた記憶がない 北京ダック なんで肉を食べないの 豚足 ゼラチンって体にいいの 牛タン ベロだよベロ 僕らの食卓には 数限りないごちそうが並び まるで皇帝のよう 王子か姫か 生姜焼き 千切りのキャベツが美味…

その日

休みの日になると 眠ってばかり そして気がつくと 焦ってばかり そんな週末 そんな日常 僕らは何を怖がっているのか 変わらない毎日がそんなに怖いのか 何をしたいのか 何をしなければならないのか 何をすれば満足するのか 何が僕らの一日なのか 決めていい…

ひとり 誰もいない山の中 じっと 焚き火の炎を見ていた 湧き上がる炎は 蜃気楼のようで 幽玄で 儚く見えて その炎の中に 吸い込まれそうで 吸い込まれたらどうなるのか きっと天に登れる そんなことを思いながら 薪を継ぎ足しながら 幾重にも揺らめく 炎を見…

焚き火をしようと思って 薪を割っていた ちょうど良さそうな木を探して ナタで思い切りたたく ひとつふたつ 木は薪になる そんなにたくさん必要ないのに 一心不乱に薪を割る 木の年輪が見える 年の数だけ増えるという 僕にも年輪は刻まれているのだろうか 薪…

こじらせる

こじらせる 風邪をひいいたときに使う言葉 最近は違うらしい 恋愛 そんなときに使うらしい だけどなんか楽しそう ちょっと満足げ こんな恋愛 私はしてるの こんな自分 健気ですてき 恋い焦がれる私 こじらせる 素敵な言葉に思えてきた 言葉はなんで言葉って…

たい焼き

いったい何が変わって 何が変わっていないのだろう そんなことまで わからなくなってしまって いつもの毎日を ただ繰り返し続けているだけで そんな僕らは鈍感になって 鈍感にならないと生きていけなくて 誰かの言うことを真に受けて それが素晴らしいことだ…

小鳥

小鳥が飛んできて 僕の手にとまった あたたかい 思いがけない感触 鳥の足は冷たい 勝手な想像 だってごらんよ そんな感じするだろ それとも 僕の心がそう思わせたのか 生きているものの 暖かさを忘れてしまっていたのか 小鳥は僕を見て微笑んだ ように見えた…