2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

面倒くさい

スマホを変えたんだ 今までと別の会社 二年間経ったから 今変えないと損だから そうしたら 同じ会社で契約している家のネット 倍の値段になっちゃった 値引きがなくなるからだって そんなこと知らないよ 誰に言えばいいの 契約書に書いてある そういうものら…

僕を呼ぶ声

遠くで僕を呼んでいる 誰かが僕を呼んでいる おーい おーい 早くこっちへ来いよ こっちってどっちだよ おーい おーい 早くってば こんなに素敵なんだぜ たしかに聞こえる 誰かが僕を呼んでいる 声のする方は 遥か彼方 地平線の向こう 輝きに満ちている おー…

僕らの世界

大きな建物を見ると ドキドキして ワクワクする 大きな風車 観覧車 世界一の高層ビル なんでこんな大きなもの 作れるの 怖くないの 僕らはその中に入り 普通に暮らしていたりする 普通ってなんだろう 人間は何でもできる そんなこと思わないけど そう思って…

生きている

スーパーに行くと お肉 お魚 きれいにパックされて売っている みんな知ってるのかな 気づいているのかな それ 死体だよ 商品かもしれないけど 生き物だよ 目も鼻も口もあって 生きていたんだよ 国産輸入 霜降り ハーブで育てました そんなことじゃない 君の…

出会いと別れ

輝きに満ちている 世界 だけど 朝と夕方の輝きは 格別で 別物だ なぜ 不思議 新しい朝がやってくる 期待 光に満ちた世界が行ってしまう 悲しさ それが 輝きを美しくしている そうであれば 別れ それは 美しさ 出会い それも 輝きに 満ちた愛 そうだ だから僕…

これが僕なんだ

君の 好きなことは何? 僕の 好きなこと わかったんだ ようやくね 椅子に座り 外を見ること じっと 気が済むまで のんびりとすること それで気が済んだら 好きなことをすればいい それが 僕の 好きなこと こんな単純なこと わからなかったから 僕は いつも焦…

プール

夏の日のプール きらめく水面 タップンタップン 暑い暑い 休憩時間 ぼうっと水を見る ライフセーバーが潜る また水に入る 冷たい冷たい ぼうっと水に浮かび 太陽を見る 眩しい きらめき 風が吹いてきた ビニールボールが飛んできた 身を任せ 空を見続ける 夏…

雷鳴

あんなに晴れていたのに 輝きに満ちた空だったのに いつの間にか 真っ黒な雲がやってきて 雨の匂い 刹那 すごい勢いで雨が降り出す 遠くに雷鳴 徐々に音が近づき 忍び寄ってくるなにか 雷鳴 稲光は空間を引き裂き 見たことのない閃光 この世が照らし出される…

面倒くさい

面倒くさい 面倒くさい 僕はめんどくさがり屋 それに飽きっぽい 根気なし 根性なし でも だから何だって言うの 面倒くさいものは 面倒くさい だから ちゃっちゃっと終わらす だから せっかち よく言われる でもいいじゃないか 今日も面倒くさいことがたくさ…

真っ赤なトマト

ベランダで育てていた トマトの苗 茶色くなって 枯れちゃった しょぼんって 枯れちゃった 残念 そう思ってよく見たら 根本にひとつ 真っ赤なトマト ぶら下がってた 生きていた なんで 枯れてるのに 死んでない 生きてる 枯れているように見えたのは 僕で 彼…

砂時計

砂時計の 砂はピンク色だった サラサラと 下に落ちてはひっくり返し サラサラと 再び時を刻む 誰が考えたのだろう どうして時を図ろうとしたのだろう 歯磨きをする時間 料理を煮込む時間 湯船に浸かる時間 問題を解く時間 腕立て伏せをする時間 よく見ると …

せっけん

石けん しゃぼん 誰が考えたのだろう しろくて 丸くて すべすべ つるつる ごしごし 顔を洗い 体を洗う 泡で包まれ 汚れを落とす こころも 汚れを落とす 石けん しゃぼん あわあわ ぶくぶく きれいになる ぴかぴか からだも こころも 発明 誰が考えたの

ここにいる

ランプを買ったんだ 中には大きなロウソク ベランダに置き 灯が揺らめく 夏の夕暮れ 夕焼け色が映ったかのよう しばらく 見つめ続けていると 窓に写ったもう一つのロウソク その後ろには僕らの姿 灯は 明るくなったり暗くなったり はかなげに かよわげに 揺…

夏の日

夏休み お盆をすぎると 変わる なにかが変わる 景色も空気も 気持ちも なぜ 不思議な習慣 お盆に 帰ってくる キュウリの馬に乗って 迎え火で迎える 数日を 皆で過ごし 満足かい 楽しんだかい 嬉しくて 悲しくて 不思議な 時間 もう行かなきゃ 時間だから ナ…

揺れている

ゆらゆらと 揺れていた 地震かな 大きいのがやってくるのか でも 揺れていない 揺れていたのは 僕だった グラグラ ゆらゆら どうしたのだろう どうしてもいない グラグラ ゆらゆら 酔ってるわけでもない 熱があるわけでもない なぜだか 揺れている まわりが…

スーパースター

ホームラン 打ってみたい 160キロ 投げてみたい 赤いユニホーム かっこいい 縦縞のストライプ かっこいい あの場所から 観客席を見てみたい 歓声を聞いてみたい スポットライトを浴びてみたい でも思う あのスーパースターは幸せなのかと 幸せは 人それぞ…

僕の

君が熱狂していたものは何? 君が熱狂しているものは何? 僕に教えてくれないか 僕は知りたいんだ 熱狂 狂うほど夢中になれるもの 何も考えずに 集中できるもの 気がつくと 余計なことばかり考えて 恥ずかしい みっともない そんなことばかり考えて 対面を取…

日常

ウンベラータが アラよって言ってる 先週 葉っぱが全部落ちてしまった それから一週間ちょっと ミョウガみたいな芽から あれよあれよ 生まれたてのセミみたい 柔らかな 瑞々しい葉っぱ 次から次へと生まれだし いつもの姿に戻ってた ただの棒のような幹に 手…

夏の日

トウモロコシ 夏が似合う 焼いたり 茹でたり 香ばしくて みずみずしくて 好き 夏の食べ物 僕は天ぷらが好き 君はスープが好き トウモロコシ 地元ではキミと言うの そう教えてくれた へー面白いね なんてことのない会話 なんてことのない日常 いつまでも続く…

世界

草花は生きている 当たり前だけど 生きている あの森だって生きている 力強い大きな木 木漏れ日を輝かせている彼ら 彼らには何が見えているのだろう 彼らには何があるのだろう 僕らと何が違うのだろう 髪の毛って不思議だよね 僕らは生きていて だから髪の毛…

眠り

寝るの 楽しい 寝るの 嬉しい だから いつも 寝ていた 寝るの 気持ちいい 寝るの 幸せ だから はやく 寝たかった いつも いつまでも 寝ていたかった 寝てるときの 僕は 僕なのだろうか 起きてない時 それは 僕なのだろうか 僕は いま 起きているのだろうか …

僕は自分を信じる

ズルい なぜ みんな 騙そうとするの 騙そうと思ってない それが本当のこと そう 思っているの? 騙そうとしている そう思う 僕が ちがうの? でも 僕は 何回も 騙されてきた 人が笑うと 笑ってしまう 僕がいて いつも泣いていた ズルい そんなのズルいよ そ…

鳥籠

へやの片隅には鳥籠があった うちにはインコがいる インコは窓越しに外を見ていた 窓には自分の姿が写っている インコは何を思うのか 僕らと違う自分の姿 そして部屋の外 大空を飛び回る自分に似た姿 自分はなぜここにいるのか 仲間と一緒に空を飛べないのか…

日記

新聞 文字 たくさんたくさん 埋め尽くされている いったい いつ 誰が 書いたのだろう こんなにたくさんの 文字 いつの間に 誰が書いたのだろう その内容は 毎日の出来事 毎日起きたこと 日記みたいなもの そう みんなが分担して 日記を 書いている その日記…

幻想

飛行機が飛んでいた 大きな大きな 真っ白な飛行機 鳥かと思った 羽ばたくように 飛んでいた 飛行機は 大きなお腹を見せて そこから何かが出てきた その何かは 空中で大きく煌めき 僕らはいなくなってしまった ということはなくて その飛行機は どこかに行っ…

サーファー

ビッグウエーブ じゃなくても あの波に乗ることができたら どんなに楽しいだろう サーフィン あこがれ でも僕は泳げない 運動神経も悪い なんといっても怖いし 臆病だから できない 一度もやったことない でも いつも思っていた あの波に乗れたら どんなに楽…

僕だから

落ちぶれちまった 落ちぶれちまった 本当に こんなありさま 考えてやしなかった もっとうまくやれると思っていた もっとマシな人生送れると思っていた いつも誰かが助けてくれる そんなふうに思っていた 落ちぶれちまった 適当に笑って ご機嫌を伺い その場…

大富豪

大富豪 どんな生活 お金持ちになったら 何をする? 高級車を好きなだけ買って 有名な画家の絵を買って 洋服はエルメス 100億くらいの家を建てて プライベートジェット 素敵な別荘 ワインはロマネ・コンティ 美味しいものたくさん食べて 朝ごはんはカップ…

生きている

食虫植物ってあるでしょ ハエトリソウ 虫がとまるとパクって 口みたいなトゲのある歯を折りたたみ 食べちゃう 虫を 植物なのに ずっと思ってたんだけど 植物は生きている 当たり前の話 だったら 意思があるんじゃないか どっかに脳だってあるんじゃないか 目…

真夏にやってくる

花が咲いていた それはそれは 美しい 赤い花 その花は可憐で はかなげで なぜだか 力強い ほろほろと 泡立ったように 咲くその姿は 暑い夏に現れる ツルツルの枝 すべすべの幹 きれいな茶色で 緑の葉っぱも従える この花は サルスベリの木 猿もすべる 滑稽な…