2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

存在

散歩をしていたら 気がついた 僕は囲まれていることに まわりの木々 みんなが僕を見ている 不思議なことに 僕を見下している わかった 彼らは 見えないところにもいる 土の中 そちらが彼らの本体 僕は知ってしまった そんな僕を彼らは見ている 僕は逃げも隠…

正しさ

ネクタイ シャツの真ん中に ぶーらぶら 変なの なんのためにあるの 見なれたから おかしくないだけ 水着 下着 何が違う 見せたい 恥ずかしい 水着だから 恥ずかしくないと思うだけ タバコ ふかしては ぷはー 体に悪いのに まわりの人にも迷惑なのに 誰か考え…

あの人

あの人かっこいいな あの人みたいになりたいな 真似したり 努力したり 自分もなれる 自分も頑張る あの人みたいになった あの人を超えた じゃあ 君は誰なの 君は 君になる方が大事 あの人はあの人 君は君 あの人は教えてくれなかったのかい ばかだな 超えて…

踊り明かそう

ルンバにマンボ なんだか 聞くだけで楽しい響き みなが汗をかき みなが笑顔 楽しくて楽しくてしょうがない 体が勝手に動く 手と手とつなぎ 抱き合う 嬉しそうに 幸せそうに 踊り明かす そんな幸せ 生きている そういうことだよな

明日の天気

明日晴れるかな そんなことが口癖になっていた 晴れたら何があるというのか 気持ちいいだけかもしれない 雨の日には雨の日の楽しさがある 美しさがある 明日雨が降るかな でもそうはいわない 晴れと雨 どちらも大切なのに僕らは気づかない 明日晴れるかな そ…

日常

ひなた ぽかぽか 猫がうずくまる こたつ みかん 窓越しに見る寒さ 手袋 マフラー ポケットの中 手を握る 人の暖かさ ストーブとは違う 心の暖かさ 冬の日 僕らの日常

道標

あの道をどこまでも進むと 何かがある そう思ってずっと歩いていた どこまでもどこまでも どこまでも続くような その道の先には何があるのか ずっとわからなかったけど 何かがある そう思ってずっと歩いていた 途中でなんだか疲れてしまって もう帰ろうかな …

冬の日

寒い冬の日 寒くて寒くて凍えそう そんな冬の日 咲く花がある 昆虫だって寝ているはず なぜこんな寒い日に咲くのだろう その花はいい香りがして 誰のための香りだろう そんなことを思いながら 花を見ていたら ああそうか 誰が気づくか試しているんだな そん…

冷たい北風 身をかがめながら歩く 凧のように この風に乗れたなら そんなことを思って コートを思い切って広げてみたら 僕は正月の凧のように 空に舞い上がった 空から見る景色は格別で 向かい風の必要性がわかって 考えようだよな そう思って目の前を見ると…

サンセットウエイ

テレビのCM 海沿いの道 一台の車が走る 中には二人 楽しそうに歌を歌い ドライブ 素敵だな 羨ましいな あのみちはどこの道だろう そう思ったら 僕はそこにいて 僕の車を運転していた 僕はCMの二人と同じように 大声で歌いながら ドライブ でもなぜだか涙が出…

コーヒー

コーヒを飲んでたら あたたかそうな湯気が出て それを空に透かしてみたら あの白い雲と合体して そうかこの湯気は雲だったのか そんな事に気づいて 幸せな休日の朝だった コーヒーを飲み干したら 空になったはずのカップから 煙のような湯気が立ち上っていて…

忘れる

お酒を飲んでいると いろんな事を忘れられる 寝ることと一緒 忘れないと生きていけない でも忘れられないこともある でもいつの間にか忘れている 僕らは 忘れることで生きている 恥ずかしげもなく 生きている だったら今日から日記を書こう 忘れても思い出せ…

不思議

イカってなんであんな形なの とんがってて 足がいっぱいあって 墨を吐いて 透き通っていて タコと似てるけどぜんぜん違う 味も違う 色も違う 形も違う 不思議な生き物 クラゲってキレイだよね 僕は知らなかった こんなに美しいなんて 揺らめく彼らは 何を考…

灯台

灯台を見ていたら 何を見ているのかな そう思ったから 僕も灯台になってみた 夜になると明かりをつけて 四方八方を照らしてみる みんなの目印だ 安全に航海できるといいな 朝になると 白いその姿は どこからも見ることができて 自分の居場所を知らしてくれる…

貝殻

海水浴に来たんだ 僕は泳げないから というか怖いから 波打ち際で遊んでた 大きな砂場 一生懸命砂を掘り 水を通して壊しては 何回も何回も 砂の中から貝殻 とてもきれいに光ってる でも貝殻ってなに? 骨?それとも体の一部? 爪みたいなものかな それとも髪…

海は広いな大きいな 単純な歌だな でもなんで 忘れることのない歌詞 海は広いな大きいな 誰もが思う ホントの事 大発見でも何でもない だけど同時にこう思う 僕は小さいな ちっぽけだな 海は広いな大きいな 初めて海を見たとき 誰もがそう思った 自分の存在…

果物

スーパーに行ったら イロトリドリの果物が並んでいて その一つを手にとったら 甘酸っぱい匂い 僕は果物になっていた みんな僕を見ては品定め 鼻に近づけて匂いをかぐ 可愛い子に買ってもらえるといいな そんなこと思っていたら かごに入れたのはおばあさん …

旅立ち

ゴルフをしていたら ボールが木に当たって カコーン そんな音がしたものだから 申し訳ないな そんなふうに思ったけど そこにある木は そんなことには慣れていて でももちろん嬉しくはなくて 逃げられるわけでもないから それも受け入れて 生きているのだけれ…

大切なこと

きれいな海 なぜだか土砂で埋めようとしている 飛行場を作るらしい 便利になる 違うよ 戦闘機が来るんだよ 何言ってるの こんなきれいな海なのに でも仕方がないさ 僕らはそういう生き物 自然を壊して 自然を食べて 僕らは生きている だから大事なことは何 …

いつもの

やちむん 知ってる? 沖縄の陶器 きれいなその器は なぜやちむんというのか 知らないけど そんなことはどうでも良くて 僕は毎日やちむんのお皿でご飯を食べていて それが日常で それがいつものことで 何も思わなかったけど 沖縄で見たその器は やはり美しく…

誕生日

沖縄に行ったんだ 青い空に青い海 地図を見たら ここは日本? そう思ったけど やはり日本とはちょっと違って 何が違うって よくわからないけど 空港に降りて思った 空気が違う 頭からバチン 音がして 僕は目が覚めた なにか生き返った気がした 心の中から ワ…

思い出せ

ひなげしの花 そんな歌があったっけ 歌詞もよく覚えていない 片言の日本語で歌っていた でもなぜだか 知らないうちに口ずさむ なぜだろう この歌に思い出なんかない それでも 暇な時 何もしてないとき そんなときに口ずさんでしまう それは かつて そんなと…

寒梅

梅の花が咲いていた いい香りが漂っている まだまだ寒い とても寒いこの時期に なんで咲いているのだろう 誰のために咲くのだろう 4月になれば 桜の花が咲き乱れる それでは遅い そして目立たない だからまだ寒いこの時期 梅の花は咲くのだろうか 寒い寒い…

onegai

眠くて 眠くて 眠くてしょうがないんだ 僕を寝かせてくれないか できれば 日の当たるところで 暖かさにくるまれて ほんのちょっとでいい 微睡んでいたいんだ そして日が暮れたなら 暖かな毛布にくるまれて 日が昇るまでぐっすり眠っていたいんだ 眠くて 眠く…

book

久しぶりに映画を見たんだ 年の離れた恋人たち ベッドで本を朗読する 年上の彼女は 真剣な眼差しで 泣いたり笑ったり 本を読んでもらったことなんて いつのことだろう 本を読んであげたのも よく考えたら 本も読んでない いや何もしていない 僕は本屋さんに…

僕のアイスクリーム

アイスクリーク カップに入ったやつ 食べてたら この中に入れたら さぞ楽しいだろうな そんなことを思って 思い切って 入ってみた グニャグニャ 冷たくて 甘くて ストローベリーで 溶け出しそうで 溶けちゃって 僕はアイスになって 気がついたら 僕は君にな…

酒場

酒場に行くTV番組がある 何気なくテレビを見ていたらやっていて ずっと見ていたら なんか自分もそこにいいるような気がしてきて 冷蔵庫からビールを取り出して 一緒になって飲んでいたら そうだよな 楽しいよな 幸せだよな なんか喋りたくなるような そう…

酒に溺れる

酒に溺れる 楽しくて 酩酊して 言わなくていいことまで喋って 楽しくて 記憶がなくて いつの間にか 眠っていて 夜中に吐いて 朝起きて それに気づいて 頭も痛くて 激しく後悔して もう飲むもんか そう思いながら 気持ちの悪いからだを なんとか動かし なんと…