2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

僕がいた

鏡を見ていたら 僕が僕でなくなったような気がして 僕は誰 鏡よ鏡よ鏡さん そう聞いてみたら 鏡の中誰かさんがこう答えた 僕は誰なんだい 僕は一体何者なんだい そう答えたのは 僕のようで僕ではなかったけど 誰も答えてくれなかったから 鏡の僕は誰なんだろ…

伝説の生き物

人魚っているのかな ディズニーの映画で出てくる マーメイド 半魚人 ちょっと怖い 人魚と何が違うのかな 人面魚 そんなのもいた そう見えただけ ネッシー 本当にいいるのかな 伝説の生き物 バカだな そんな事ばかり考えて 鏡を見てご覧よ 変な顔して 見なれ…

僕は奴隷

僕は奴隷だった なぜかというと 人に従ってばかりだったから 僕は自由だった 奴隷なんかじゃない そんなこともいう だったら なぜ 人に従う 自由なのに なぜ 人に従う 知ってる 弱いから そうじゃない 知ってる 楽だから 図星 君は自由 人に従う必要はない …

暖かくなったと思ったら また寒くなったり 春が来たと思ったら 冬に逆戻り 嫌になっちゃうね でもこれも準備運動 人間だけじゃない 季節にだって必要 だって僕らは生きているから この空間のものすべて じゃあ この空間ってなんだろう この空間の外には何が…

桜の季節

桜が咲きそうだ またこの季節がやってきた もう一年また一年 この繰り返し 何回目だろう あと何回繰り返すのだろう 桜の木は そんな僕らを 何回見てきたのだろう 桜の木を見上げると 何を思い出すだろう 楽しいことや悲しいこと 見上げる僕らだけではない 桜…

恐竜のマフラー

僕の目の前には 恐竜のペン立てがあって その恐竜は なぜだかマフラーを巻いていて そうか氷河期 絶滅しないように 暖かく 生き延びられるように そんな恐竜は 今はどこにもいないけど まったく違う僕らがいて いつまでいるかはわからないけど マフラー 巻い…

ヨーグルト

ブルガリア ギリシャ ヨーグルト クリームみたい お豆腐みたい すっぱいね そんなことない 甘いよ 美味しいよ なんで食べるの 風引かないように 健康でいられるように じゃあ ずっと食べてれば そうだね ずっと食べてるよ そして ヨーグルトになる 僕は 甘く…

あたたかさ

ストーブに火をつけ 冷たくなった手を温める お湯をたっぷり張った浴槽に じわじわと浸かる いつまでもいつまでも 頭からシャワーでお湯を浴びる 急須に熱いお湯を注ぎ お茶を淹れる 炊きたての白いご飯 まず一口くちにいれる 布団に潜り込み 生まれる前のよ…

ずっと

うさぎ跳び 腕立て伏せ 懸垂にスクワット 何のためにするの 強くなりたいから アイツに勝ちたいから なんてことはない だからする必要ない だからしたくない 何のためにするの しろって言われたから バカだな じゃあしなければいいじゃない したくなければし…

高速道路

高速道路を走っていたら なんか いつの間にかに 僕は走る車の一部になっていて ただただ気をつけながら まわりの車に迷惑かけないようにしながら 急ぐわけでもないのに 追い越されないように スピードを出し続け どこかに向かっているのだけれど どこに向か…

ステーキ

ステーキを食べていた 奮発したんだ 分厚いステーキ 大人なのに 前掛けなんかして 油が飛びまくって ナイフで肉を切り刻み 美味しそうに頬張る その口は油まみれ その油を 血のような赤いワインで ごくっと飲み干し 息をつくと なぜだか 口元が笑っている そ…

天気雨

お天気なのに 雨が降ってきて 変なの そう思ったら 雲の合間から 青い空が見えてきて 日が差し込んできて でも雨が降り続いていて あたり一面が 輝きだしたから すべてが すべてのものが 輝きだしたから ここは この世のものでは 無いような気がして どこだ…

男前

僕は男前だから 髪型も決めて ビシッとした服を着て 街を闊歩していたけど 男前だからといって 何があるわけでもなく そんな人は街に溢れていたから あれ 男前ってなんだろう そう思って 辞書で調べてみたら 男らしい顔つきや態度 そう書いてあったから 男ら…

空色

空を見て 何色か 青 白 赤 ピンク 緑 黒 どう見える どう感じる そんな空は 本当は何色か 知りたかったから ずっと空を見ていた 涙がこぼれないように そう歌った人がいたけど 僕の涙は 溢れ出していたから その涙で 空も一緒にこぼれ落ちたから 僕は空の中…

宇宙旅行

昨日 阿蘇山に行ったんだ 熊本 火口から 真っ白い煙が出ていて モクモク出ていて 爆発するんじゃないか そんなふうに思って 怖かったけど まわりのみんなは 楽しそうで ここは観光地だったから すごいな 火山じゃなくて 人間ってすごいな そう思って 火口の…

よく見てご覧

会社を休んでドライブに出かけることにした どこに行こうか迷ったのだけれど 思い切って伊豆半島を一周することにした 休日は渋滞ばかりしているこの道も 平日はうそのよう だからなのか今まで知らなかった景色が目に飛び込む 海 海ってこんなにキレイだった…

ちっぽけな僕

僕はちっぽけだったから 何の意味もないよな そんなことよく思って それなのに自分のことばかり考えて 悩んだり 悲しんだり 僕はちっぽけだったから 何の意味もないのに どうして なんで悩むんだろう もしかしたら ちっぽけじゃないのだろうか いや きっとち…

サッカー

サッカーの試合を見に行ったら 躍動する選手たち チームごとに緻密な戦術があって 面白いな すごいな そう思いながら見ていたら 大声で応援する人たちがいて 旗を振ったり 歌を歌ったり 一糸乱れぬその様は 怖くて 滑稽で なぜだか僕は 戦争 そんな言葉が頭…

ある朝のこと

会社を休んだんだ いつもより少しだけ遅く起きて お腹が空いていることに気づく 駅前のマクドナルドまで朝ごはんを買いに行くと いつもの駅前はいつもの駅前ではなく 太陽の光が降り注ぎ活気が満ちている場所になっていた いつもより一時間遅いだけなのに 太…

南風が吹いたら 北風が吹いたら そんな事言うけど 実はどっちも同じ風で 僕らがどこにいるか それだけのことで 風に失礼だから 僕ら僕らのことしか考えないから 天動説 それと同じで 僕らは亀の上に乗った一枚のお盆 その上で暮らしているから それはそれで…

僕のアイス

アイスを食べていたら 幸せな感じがしたから ずっと食べていたら ずっと幸せなのかな そんなことを思ったから 僕は幸せになりたかったから ずっと幸せでいたかったから ずっとアイスを食べていたら 僕はアイスを食べるだけで ただ食べるだけの僕になってしま…

折り紙

机の上に 折り紙があったから なにか折ってみよう そんなふうに思って 手にとったけど 鶴しかできなくて 手から離してみても 飛ぶわけではなかったから 今度は飛行機を折って 勢いよく飛ばしてみたら まっすぐ床に落ちてしまったから 折り紙を無駄つがいして…

昔むかし

プール 水しぶき 独特の 匂い 怖くて 冷たくて 自由が効かなくて 息も続かない 思い切って 潜る 目を開く 見える 水が見える 光が見える 空が見える 生が見える なんか 思い出した 昔々のこと 僕はここにいいた

泣くこと

人はなぜ泣くのか 悲しいから 嬉しいから 悔しいから 目にゴミが入ったから 女優だから 最近泣いていないな そんな事に気づいたけど 泣きたいわけでもなく 泣いてどうなるわけでもなく そしたら突然いろんなことが思い出され 泣きたくなったけど もう泣くわ…

願い事

流れ星 願い事を三度唱える かなう 信じる お願い いいことが ありますように だから頑張る いつも いい子に してるから 迷惑かけないから 願い事 君の願い事 それは何 何がほしいの わからない わからないから お願いする それが今の僕 流れ星 願い事 気づく…

ほっといてよ

ウサギと亀が競争した ウサギは楽勝油断して 昼寝の間に追い越され 地道な努力で亀の勝利 そんな話あるはずない ウサギは早くにゴールして バカンスしてればすんだこと 油断大敵関係ない 亀みたいにコツコツと 真面目に 少しづつ それが尊いとでも言うのか …

目的

新幹線に乗ってたら 満席で 人がいっぱい乗っていて ビールを飲んだり お弁当を食べたり なかよくおしゃべりしたり ずっとスマホを見ていたり 眠っていたり 外を見ていたり パソコンで仕事をしていたり なんでこんなに人がいっぱいいるんだろう みんなどこに…

夢を見た

夢を見たんだ 草むらを歩いていたら ライオンがいて びっくりして みつからないように そう思いながら きたみちを引き返した 目が覚めた 僕は気がついたんだ 怯えてる僕に 怖がっている僕に ビクビクして いつも逃げようとしている僕に 僕は気がついたんだ …

僕の時代

時代は変わる どんどん変わる なぜ僕はここにいるのか 僕の時代ってなんだ 時間が経つと 終わるだけ ついこのあいだまで お侍さん 刀で 人殺し だから今も 殺し合う 何も変わっていない 変わらない 僕らは勝手な生き物 身勝手な生き物 他の生き物を殺して 食…

僕が僕になるために

嫌なこと 嫌な思い そんな時あるよね 誰でもあるよね そんな時どうする そんな時どう思う あまり考えてもしょうがない そう思う だって人それぞれだもの そして僕は僕だもの だから忘れる つまらないことだって忘れる 眠る 起きる そして考える 一生懸命考え…