2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ヘイヘイホー

木こり 与作は木を切る ヘイヘイホー ヘイヘイホー? それってなんだい なんでもいいけどさ 木こりは木を切る 漁師は魚をとる 猟師は獣を取る 農家はコメを作る サラリーマンは休みを取る いい気なもんさね ヘイヘイホー そうかわかった サラリーマンが休ん…

トカゲ

トカゲ 怖いよね 恐竜みたい っていうか恐竜だよ あの顔を見てご覧 きっとね 恐竜は絶滅したんじゃない 小さくなったんだ それがトカゲ トカゲ きっとね 光線を浴びたんだ ほら ドラえもんにあっただろ ライトを浴びると小さくなっちゃうやつ 発明したんだ …

ジュース

久しぶりに オレンジジュースを飲んだら オレンジの味がした りんごジュースを飲んだら りんごの味がするし グレープフルーツジュースを飲んだら グレープフルーツの味がする 僕ジュースってないのかな 僕のジュースは どんな味がするのだろう まずいのかな …

ペンキ

ペンキと刷毛を買ってきた 色を塗るんだ 家の壁という壁を ドアというドアを ピンクと黄色と 深いグリーンにマルーン色 おかしい? 気が狂ってる? いいじゃないか 楽しそうだろ さあ塗ろう 僕たちで塗ろう 誰にでも好かれるような 誰かが作ったような そん…

うなぎ

うなぎ 一体誰が発明したんだろう 蒲焼 あまいあまいタレ 香ばしい香り 肉でもないし魚でもない ご飯に乗せて 一緒にかっこむ 香ばしい香りが 幸せの香りとなって 鼻の奥から外に飛び出す その瞬間 はあー うまいなー みんながみんな こういう うなぎは幸せ…

窓を開けると 何が見える 勇壮な山々 輝く海 緑の田畑 小川流れる山間 灰色の街 道路 なんだっていいんだ なんだっていい 窓は 窓 僕らと世界をつなぐ どこでもドア 外の空気が 家の空気と混じり 世界と一つになる 世界の仲間になる だから 窓を開ける 僕ら…

月は なんで丸くて なんで光っているのだろう 地球の近く いつも一緒 そこには誰もいない うさぎがいる 餅をついている 信じていた そんな日に 海を見た 輝いていたけど 海の底 圧倒的な水の量 考えたら怖くなって 逃げ出したくて どこかに隠れたくて 一生懸…

公園

公園で 座っていて ふと思った 何をしてるんだろうって 何もしてない ただ休んでるだけ だったら 僕は ずっと休み中 休んでる以外 何をしているの 何かしているの 失礼だな 働いてるし 勉強だってしてる でも何のため 休むため だったらずっと休んでればいい…

海がみたいな そう思って 海岸沿いの道 むかった そこは おしゃれな店 おしゃれな人達 たくさん サーファー かっこいいな 犬を散歩する人 優雅だな ただ歩く人 ここに住んでるのかな 単なる 海沿いの道 どこにでもある そんな場所 僕らは 憧れて そんな人達…

ソフトクリーム

ソフトクリーム カップにしますか コーンにしますか コーン 決まってるじゃないか だって幸せそうだろ 持ってるだけで 嬉しくて 楽しくて ペロッと舐めて 甘くて 冷たくて 早く食べないと 溶けてきちゃう コーンのお尻から ほら たれてきちゃった 早く舐めな…

セミ

物凄い台風 何もかも 吹き飛ばされてしまった それなのに 翌日 セミが鳴いている 一体どこにいたんだい どうして吹き飛ばされなかったの 土の中 今日出てきたっていうの 器用だな 一日前に出てきたセミは 皆飛ばされてしまったよ 飛ばされたセミは どこに行…

いつもの日

急に気温が下がったら あの夏が恋しくなって 寂しくなって Tシャツや ポロシャツじゃ もう寒くて 何を着たらいいのか そう思ったけど いつの間にか秋の装いになって 紅葉の季節 クリスマス お正月 時が過ぎ 春が来る いつもの春がやってくる それは幻想だ い…

ここにある

バイクの音がする カタカタカタ 家の前で止まる 新聞だろうか 届け物だろうか 人がやってくる そんな音 クルマの音がする マンホールを乗りこえる音 パカン 帰ってきた 玄関で待つ 家の前に車 誰かが来ている いつもの光景 生活が ここにある そんなこと 知…

草餅

台風一過 道には 折れた木の枝や 道を覆い尽くす葉っぱ まだ緑色のどんぐり 大木が 根本から倒れている 何十年も ここにいたはず そんな場所に 緑の空気 充満していて 血の香り きっと彼らの 新鮮で 生を終える 緑の香り それは 草餅に似ていて 僕らの から…

クルマに乗って いろんな街に いろんな場所に 行きたい 充実してなくても 名所史跡じゃなくても 出会いがなくても サプライズがなくても 自分が見たいもの 見ればいい 自分がしたいこと すればいい 誰かがそれを知って 誰かがそれを知りたがって 面白い 感じ…

知らない道 歩く 歩く歩く 気づく 感じる 知ってる道 歩く たまに新しいこと 気づく 感じる 知ってる道 歩く イヤホン 新たな気持ち 高鳴る 歩くのは楽しい ひとりになれる 身も 心も 考え 忘れ 新しい道 そこにある

台風一過

台風が来るらしい 大雨 強い風 黒い雲 台風の匂い 雷 稲光 大きな音 怖くて 家にいる 台風はどこにいる ここにいいる わからない 本当は 誰にもわからない わかるのは 気づくのは 台風が行ってしまったあと 来たんだ いたんだ その街は美しい 洗われ 清めら…

自転車に乗って

自転車 誰が考えたのだろう だって タイヤが2つしかなくて 不安定で 危ないじゃないか でも僕らは 教え 教えられ いつのまにか 乗れるようになって どこまでも走り続ける そんな自転車は かつての馬や牛 でも 僕らは自分の力 自分で漕ぎ 前に進む そんな自…

最近のこと

スーパーのかご 忘れ物のバッグ 追いかけて 渡す ありがとう 病院の診察券 支払機にささったまま 忘れてますよ おばさんに言う 聞こえない 診察券を取り 走る 追いかける 渡す ありがとう 戻ったら 支払機 長蛇の列 しかたないか また後ろから並び直す 電車…

ぼくらが旅に出る理由

どこかのスター 地方に向かう そんな旅番組 地方の人は 驚き喜び 楽しそう そんな姿を見て テレビで見て 僕らも嬉しそう 僕らは スターじゃないのに スター気取り そんな事に気づいて やめてしまったよ テレビを見るのをやめてしまった 僕は 僕らは 僕だから…

あの光景

山登りがしたいな 本格的な登山じゃなくて 山登り そう 高尾山 いつでも行ける 一生懸命登って ビールを飲んで 焼き鳥食べて 温泉に浸かって 電車で帰る そんな山登り 湖で ボートに乗りたいな 緑に囲まれたあの湖 湖の周りを 自転車でまわるんだ ひとりじゃ…

天国

最近 いつも思うんだ 眠くて 眠くて 眠くてしょうがない このまま ずって寝てられたらいいのに いつまでも寝てられたら どんなに気持ちいいか 夢の中で あんなことやこんなこと 楽しいことや不思議なこと 起きたり起こしたり まどろみながら微睡んで いつま…

大地

葉っぱの上に 雫 溜まっていて 今にも落ちそう 僕は急いで口をつけて ごくん 雫は僕のからだを駆け巡り 僕になった その雫は緑の匂いがした なんか僕は この世界 一緒になったような気がして 晴れ晴れしいような気になって 背筋伸ばして 空を見たんだけど そ…

戦争が始まる

戦争が始まるらしい 海の向う だけじゃなくて この国で いよいよ始まるって たまにはしないと わからないんだって 争うことの大切さ 争わないことの大切さ 一緒に生きてる意味 僕らは同じ人間だけど 同じ人間じゃないらしい トンボはトンボ セミはセミ カエ…

朝に花を咲かすから 朝顔 夕方に花を咲かすから 夕顔 簡単だな 簡単な名前だ でも顔ってなんだ 朝の顔 夕の顔 だからよく見てみた 彼らの顔 そしたらびっくりしたよ だって目や鼻や口があるじゃないか 僕を見て こんにちは そう言ってお辞儀をしたんだ うそ…

りんご

りんご 美味しいよね 僕はね りんごの皮が好き くるくる剥いて 捨てちゃうなんてもったいない 部屋の飾りつけ にてるよね 僕は手を上に上げ りんごの皮を吊るして 下から食べていくんだ ムシャムシャムシャ いいだろ 虫になったみたいだ 食べてる途中に 横を…

カマキリ

カマキリのメスは カマキリのオスを 食べるらしい そして 立派な たくさんの卵を生むらしい 食べられてるとき カマキリのオスは どんな気持ちなんだろう 痛くないのかな 怖くないのかな それとも 食べられて あたらしい 卵になるの嬉しいのかな だから 仕方…

うるさいアイツ

キミは知ってた? ミーンミーン うるさくてしょうがない 夏だから仕方がない 聞こえなくなると寂しい そんなアイツ 一週間くらいで死んじゃうらしいけど この間テレビでやっていた どこかの学生が発見したって 実は一ヶ月くらい生きるってこと 誇らしげにそ…

白いポスト

手紙 君は書いたことがあるかい 年賀状 いいや違うよ 思いのこもった レターさ ラブレターでもいい 近況を綴ったものでもいい 大切な人 自分の思いを届けるレターさ そのポストは 海沿いの街にあった 赤いポストじゃない 白いポストさ このポストは どこにだ…

太陽と北風

太陽は なぜ燃えているのだろう いつまで 燃え続けるのだろう 山火事だって いつかは鎮火するっていうのに 太陽は 燃え続けたままだ 暑いだろうに 熱いだろうに やけどしちゃうよ 大丈夫かな まてよ 燃えているということは 空気があるのかな 太陽には酸素が…