僕は僕であって僕ではなくて
僕は僕になれるよう願い続け
僕は僕であることを望んだ
君は君なんだけど君はいなくて
君に捨てられた僕は君が欲しくて
君の声が君だと思い耳を澄ました
僕たちは一体誰なのか
僕たちは一体どこから来てどこに行くのか
どこへ行こうとしているのか
僕と君は別人だけどそうではなくて
もちろん恋人なんかでもなくて
ふたりはひとつのようで実はふたつで
僕は君を探し続けているけど
探し続けているのは本当は僕で
君のことなんてどうでもよかった
というのはウソで
僕が探していたのは君で
僕が探していたのは僕だった
だから僕はこれからも探し続ける
心の声を聞きながら
君の声を探し続ける