怖くて


僕は海を見ると怖くて
いつも遠くから
安全な場所から眺めていた
 
僕は山の緑が怖くて
いつも近寄らず
静かな場所で暮らしていた
 
僕は街の喧騒が怖くて
いつも一人
都会の片隅でじっとしていた
 
僕は嫌われるのが怖くて
いつも愛想笑いして
感情を押し殺していた
 
僕は死ぬのが怖くて
いつも祈りながら
何もしてこなかった
 
僕は怖がってばかり
僕は何がしたいのか
なんで何もしないか
 
何でもできるはずなのに
何でしようとしないのか
何もできないままなのか
 
死ぬのがそんなに怖いなら
生まれてこなきゃよかった
せっかく生まれてきたのに
生きてることをないがしろ
そんな生き方正しくないよ
 
そんな一生
もういいかげんにしな
甘ったれてるんじゃないよ
まだできる
これからでもできる
 
怖がることは
あっていい
怖がっても
前に進めばいい
怖がることを
受け入れよう
 
それが僕らの生きる道
それが僕らが生きる理由
そんな生き方してみよう
必ず道は開けていく
それが僕らの人生だから