詩を書いてたら
何もしたくない
そんな風に思って
そんな詩を書いてみたけど
そんな詩を書いて何になるのか
そんなことに気がついて
詩を書くのをやめようかと思ったけど
詩を書くのをやめたら
本当に何も無くなってしまう
そんな気がして
詩を書いてみた
何もしたくない詩
何もしたくない詩は
何も生み出さなかったけど
何もしたくないのに
何かしてるわけで
おかしいな
やればできるじゃん
そう思ったら
できないことなんて何もない
するかしないか
その違いしかなくて
できるできないじゃなくて
するかしないかで
だったらやればいいじゃん
そんな風に思って
僕はペンと原稿用紙を持って
外に飛び出した