素晴らしい一日


綺麗な夕陽
あたり一面が輝き出し
真っ白い雲がピンク色に染まり
空と溶け合い
幻想的な風景に包まれる

そう思ったばかりなのに
いつの間にか漆黒の闇がやってきて
夕陽は地平線の彼方に消え
輝きの端だけ残して
行ってしまう

もう眠る時間だ
疲れただろ
ゆっくりと体を休めて
家族と一緒に
今日一日に感謝しなさい

そんな優しさ
たくましさを
僕らに伝え
カーテンを下ろすかのように
夕陽は去って行く

次の日の朝
僕は朝日に出会う
夕陽とは違う美しさ
あたり一面が金色に染まり
それは希望の輝き

そのとき気がつく
この朝日は夕陽ではないかと
再会の瞬間
同じ太陽なのにまったく違う存在となって
僕らの前に現れる

夜の間
彼は何をしていたのだろう
地球の反対側
多くの人たちに
希望を与え続けていた

癒し
希望
一日の始まりと終わりに
僕らを慰め勇気付ける
そんな彼

久しぶりだね
ご苦労さん
そんな声をかけてあげたくなったけど
太陽は僕にこう言った
いつも一緒だよ

僕は君の味方
いつもみてる
だから
少しだけ
僕に気づいてくれればいい

きっと素晴らしい一日
やってくるから
僕と君と
一緒に過ごす一日が
幸せに輝き出す

だから
気づくだけでいい
僕らは一つ
素晴らしい一日
僕らが作り出す輝き