イチゴちゃん
僕の可愛いイチゴちゃん
なぜ君は
そんなに真っ赤なの
そんなにかわいい形をしているの
みどりの葉っぱを頭に載せ
そのコントラストも素敵さ
枝から垂れ下がり
どんどん真っ赤になっていく
ぼくは君を手のひらに載せ
転がしてみる
そしてプツン
君を枝から自由にして
口に頬張る
甘くて
酸っぱくて
柔らかくて
優しさがしみ出てきて
口いっぱいに広がり
僕のこころに広がる
イチゴちゃん
僕の可愛いイチゴちゃん
素敵だぜ
ほんとうに素敵さ
君はなぜ体のまわりに種をまとっているの
真っ赤なからだに
ゴマ粒みたいなたくさんの種
君の子どもたち
僕は君のすべてを愛しちゃう
本当さ
だからイチゴちゃん
僕と一緒になっておくれ
幸せになっておくれ
約束する
必ず幸せにする
なあ
イチゴちゃん
僕の可愛い
イチゴちゃん
