2018-09-30 歩く僕 歩いていると ふと気づいた 僕は 歩く足を見ている 右 左 右 左 右 1、2 1、2 1、2 僕の足が 歩いている 僕の足は 僕の足ではないようで このまま足だけが歩いていってしまうような 変な錯覚を感じたら 足は僕を置いて 行ってしまった 待ってよ 行かないでよ 僕を置いていった足は 振り返ってこう言った 早く置いでよ おいてくよ 足が僕を迎えに来てくれて また僕と一緒に歩き出した 右 左 右 左 右 1、2 1、2 1、2 僕らはいつもこんな感じだ だから僕はいつも歩く足を見ている