僕のさま

 

一心不乱に応援する人をみると

なぜそんなに一生懸命

他人のことなのに

そう思う

 

でもその人にしてみれば

それがすべて

それが人生

なのかもしれない

 

情熱を持つことは素敵だ

それがたとえ他人のことであっても

そんな生き方もある

人は人に助けられて生きているから

 

でも僕はできない

なぜだろう

空の上から僕が僕を見ている

それはかっこ悪いと教えてくれる

 

では何がかっこいいのか

そうも問いかける

一心不乱にもならない

そんな自分はかっこいいのかと

 

だから僕は空の上の僕に問いかける

僕を助けてほしいと

何も考えないでいることもできない僕を

何もなし得ることができない僕を

 

僕はどうしたらいいのか

僕は僕に問いかけるけど

空の上の僕は悲しそうな顔をしているようで

笑っていて

 

黙って頷くだけ

そんな僕は何を知っているのか

わからないけど

僕を見ている僕がいる

 

それを知ってる僕がいる

だから今の僕がいる

だから僕は僕であり続ける

そんな僕は僕になりたいと

 

今日も思って生きている