立派なオトナ

 

僕は大人だけど

立派な大人だろうか

そういうと

立派なオトナってなんだ

そんなこと思うけど

ホントは分かっていて

知っていて

気づいてるんだけど

知らないふり

気づかないふりして

いつのまにか

自己肯定

じゃなくて

誤魔化して

なんとなく生きていて

だから

僕は立派なオトナかと言うと

そうではなくて

じゃあ立派じゃないかと言うと

そんなこともなくて

僕は僕になればいい

これがホントの事なんだけど

それでもまた

気づいているようで

気づいていないから

誤魔化すことになっちゃって

なんで誤魔化しているのか

それも知っているから

また誤魔化しちゃって

あれ?

僕は誰だっけ

そんなこと思ったりするから

僕は僕であることに気づいて

知って

泣いて喚いて

なんてことはしなくて

ただ淡々と歩き続けて

今の僕ができているわけで

しょうがないよな

そんなことも思うけど

しょうがないなんてことはなくて

そこもひっくるめて

僕は僕だから

僕は僕だから

それを思い

気づくことができる僕だから

まだまだ捨てたもんじゃないな

そう思いながら

前を向いて

歩いている

ただそれだけ

いつか

立派な大人になれるといいな

それだけ

ただそれだけ