大地

 

葉っぱの上に

溜まっていて

 

今にも落ちそう

僕は急いで口をつけて

ごくん

 

雫は僕のからだを駆け巡り

僕になった

その雫は緑の匂いがした

 

なんか僕は

この世界

一緒になったような気がして

 

晴れ晴れしいような気になって

背筋伸ばして

空を見たんだけど

 

そこには空はなくて

茶色い大地があって

僕は理解した

 

僕は大地

一緒になったんだ