こうして詩を書いていると

いつの間にか僕はその中にいて

あんなことやこんなことや

どんなことだってできるようになって

そんなことはなくて

ただただ自然とひとつになって

心地よかったから

このままこの中に居続けようかな

そんなこと思ってたら

おーい、おーい

誰かが呼ぶ声がして

気のせいだと思って知らんぷりしてたけど

おーい、おーい

またそんな声が聞こえるものだから

おーい、おーい

振り向いたら

誰だかわからないけど僕を呼んでいるようだったので

なんだーい

そう声をかけてみたら

いくよー、早くおいでー

そんな懐かしい声が聞こえてきたから

僕はいつの間にか走り出していて

僕はいつもの道を空を見ながら泣いていた