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輝き


あのムービースター
いったい
何処に
行ってしまったの
だろう

輝いて
圧倒的な
輝きを放って
でも
そんなとこ
見せようともしないで
自然で
全く普通で
自ずから生きていて
僕らを
僕らの心を
とらえて
しまった
あのムービースター

彼女は
気づいてしまったのかも
しれない
自分の輝きを
意識してしまったのかも
しれない
自分の輝きを
自分で操縦しようと
してしまったのかもしれない
言うこと聞くはずのない
圧倒的な輝きを

そんな彼女を
街中で見かけた
彼女は
あの時のようには
輝いてはいなかった
でも
僕は気がついた
彼女は
違う色
全く違う色だけど
穏やかに
とても穏やかに
輝いていた

普通の
生活を
家族と一緒
輝きに包み込んで
いる様がわかった
ふと彼女は僕を見て
なぜだか
にこりと笑い
軽く会釈した

僕らは輝きの中に暮らしている
その輝きは
人から与えられるもの
自然から与えられるもの
そして
自分自身が放つもの
がある
その輝きは
一つとして
同じものはない

彼女は
それに気づいた
そして
自分の輝きを
意識しないで
追求して
生きていた
僕は
そんな彼女が
羨ましかった
けど
とても嬉しくなって
僕は彼女に会釈をして
ありがとう
そう言って
走り出した