2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

さよなら

さよならさよなら 雪が降ると空が白くなりあたり一面が白くなりこの世がこの世界が白くなってまっさらになって最初に戻って それはさよならであってはじまりであってだからはじめましてそれは希望だ さよならさよなら だから雪が降ると僕らは願いを込めて雪…

サマニビーチ

あの夏僕らはサマニビーチにいた外国みたいだそんなこと言って笑いあった二人朝から晩まで一日中一緒ビーチで泳ぎ 走り 寝転がり一緒の空を一緒に見た僕らだけの時間サマニビーチそこには大小3つの岩が見えた親子岩と書いてあるぼくらもいつかあんな風にな…

キリン

キリンキリンはなぜ黄色くて首が長くてそして真っ黒い目涙をためたような目で何を見ているのキリン彼らは望んであのような首になったのだろうかであるならば僕らだって望めばなんだってできるのだろうかキリン彼らはどんな努力をしてどんな願いをしてあのよ…

オーベイベー

オーベイベー君は誰のために生まれてきたの決まってるだろ僕のためさまだ気づいていないのかいオーベイベー一緒に踊ろうよ恥ずかしがる必要なんてない僕にまかせればいい僕らはきっとお似合いさ君と手をつなぎ君と街を歩き同じものを食べ同じものを見て同じ…

like a rolling stone

夜道を一人で歩いていると向こうから長い髪の女が歩いてきた楽しそうに鼻歌を歌い買い物袋を縦に揺らして僕の横を通り過ぎていった夜道を一人で歩いていると向こうから酔っ払いが歩いてきた険しい顔をしてブツブツと独り言を言って僕の方によろけてぶつかっ…

3つ数えろ

目をつぶって3つ数えて彼女はそういった理由を聞いても教えてくれない早くして少し怒るように彼女は言った1 2 3僕わ言われたとおり3つ数えた目を開けると彼女はいなかったどこにいるんだいたずらしないで早く出てきなよそう言ったけど部屋の中は静かで…

美しさ

美しい大空を流れる様々な雲精一杯翼を広げて飛ぶ鳥の姿緑の葉をつけ立ち並ぶ木々黄金色に差し込む太陽の光白く白く光り輝き舞い散る雪青く青くみどり深い海弾け飛び雲と一体化する波青白く優しく照らす月明かり深く深く大地に根ざす土美しい彼らは全て色を…

僕らの宇宙

空を見ていると空の先には何があるんだろうなんてそんなこと考えるの小学生みたいだなと思っていたら子供の頃自分が何者なのか考えて怖くなったこと思い出した時々思い返しては怖くなりそんなこと考えるのはやめようと思いつづけ気づいたら僕は大人になって…

彼女✖️2

彼女のお母さんに会った緊張して足がガクガク震えてなんとか平静を装うと平気なふりしていたけどお見通しこんにちはなんて笑ってるけど目は真剣で僕を足のつま先から頭のてっぺんまで見渡してきっとこのやろうなんて思ってるなんて下品なことを考えたのは僕…

二日酔い

ひどい二日酔いで僕は後悔していた昨日の晩そんなに飲みたいわけでもないのになぜだか飲みすぎそんな後悔だけどそのうち何に後悔しているのかわからなくなり悲しくなり焦る気持ちも湧いてきてなぜだろうと思っていたら外に青空が広がっていることに気がつい…

朝日

朝日は僕を金色に染めてくれるというより金色の輝きの中へ僕を取り込み一体化というか一緒になってくれるそんな感じそんな幸せな気分にしてくれる朝日はずっと輝き続けていてずっと燃え続けていて僕らが寝ている間も世界中の人に力を与え続けている朝日は夕…

僕は彼女が好きで大好きで彼女も僕が好きで大好きでそれなのになんで別れなくてはいけないのか不思議で謎でおかしくて笑っちゃうくらいバカバカしくて僕は一生泣いていたそうしたら遠くに泣いている人を見つけてよく見たらそれは彼女でだったら泣くのをやめ…

間抜けな僕

僕は間抜けでバカでアホで自分で自分が嫌になる時があるなんでこんなミスをいまこのタイミングでするのかもっと慎重にもっとよく考えればわかったはず僕はいつも迷った時どうしたらいいか聞いて教えてもらってそれに安心して自信を持って生きてきたこれから…

それでいい

僕は後悔してばかりあれもできたこれもできたなぜしなかったそんなことばかり考えては落ち込んでずっと考えて悔やんでいるでも思ったそれが何になるのかとだからもう後悔するのはやめるシャットダウンするでも失敗は失敗だから受け止める次に直すそれでいい…

粉雪

粉雪ぼくは知らなかった地面から降ってくる雪舞い上がる雪空気の中できらめき舞い散るなんて美しい雪が?違う雪だけでなく空気光気持ちそれらが一緒になり相まって粉雪となるその中を歩く僕や僕ら粉雪は僕らと一緒になるゆえに僕らは空気や光気持ちと一緒に…

地下鉄

地下鉄がホームに入ってくるたくさんの人が降りたくさんの人が乗り込む地下鉄は何事もなかったかのようにたくさんの人を乗せたくさんの人を運ぶいったいどこへ連れて行くのかいったいどこへ行きたいのか誰もそんなこと考えていないいつものルーティン決まっ…

革命

焼きそばパン誰が発明したのだろうカレーパンなんで揚げてあるのだろう肉まんあったかいねこんな美味しいものいったい誰が作ったのコンビニに行けばいつでも買えるみなを喜ばしみなを温める焼きそばパンカレーパン肉まんあんまんピザまん僕も君たちみたいに…

たこ焼き

たこ焼きいつもの屋台いつもの帰り道いつものおじさんいつも暖かくいつも美味しくいつも楽しく笑いながらきみと一緒きみは熱い熱いって笑いながら口をすぼめて変な顔してモゴモゴして口からこぼれそうなたこ焼き一生懸命そう一生懸命食べなよ最後の一個僕に…

クリームソーダの海

クリームソーダみたい冬の海穏やかだけど冷たくて雲と海とが一緒に混じり合って光が差し込んで素敵だいくつもの鳥が海面で波に身を任せている寒くないの冷たくないのなんで平気なの平気なんかじゃない鳥たちは冷たいはずぼくらみたいにストーブにあたるわけ…

動物園

動物園に行くと象やライオンやキリンや猿やシマウマなどたくさんの動物たちがいた檻の中にいた動物たちは僕らから見られ餌を食べただただ暇たそうだった動物たちを見ているとかわいそうだなそんな風に思ったけど彼らの動作や仕草を見て愉快だなと思ったでも…

東京タワー

東京タワーが僕を見ていたちっちゃいなここに来なよそんなタワーいつもあった僕は飛行機の窓から見てた東京タワーだちっちゃいなあんな大きい僕らのタワーちっちゃいななにが大きいそれはこの世とても大きいタワーは一部僕もその一部おっきいなあちっちゃい…

太陽

駅に向かう途中太陽が僕を射抜く眩しくて神々しくて僕は駅に向かって歩いているのだけれどいつのまにか太陽に向かって歩いていた僕は太陽に導かれるように吸収されるように朝の光と一体となり溶けた僕は光の中でまどろみとても居心地が良くて泣いたこんなに…

犬が僕を見ている首輪のない野良犬犬が僕の後をついてくる薄汚れたざらついた犬振り向くと犬はどこかに行ってしまった変な気持ちさびしいどうしておかしい前を向くと犬がいた僕を見ていたほっとした嬉しくてバカだなと思った前に向かって歩き出すと犬も歩き…

さよなら

こんにちは元気かい僕もなんとかやってるよ幸せみたいだねよかった安心したよ何年ぶりかな変わってないね僕はもうおじさんさきみは変わってないそうだななんでもないもういかなきゃ今日はありがとうさよならきみはきみでぼくはぼくだったそれがわかっただか…

こころ

快晴で空気が澄んていて僕の心も穏やかでなぜかというとそれは彼女が隣にいるからで一緒に手をつなぎまだ雪の残る歩道を一歩一歩踏みしめながら歩く僕は彼女の心を知りたくてつないだ右手に集中するすると彼女の手から何かが伝わってきて僕の身体中をかけめ…

あのね

あのねあのさけどねだけどぼくはきみが好きだぼくはきみがすきで大好きだけどぼくは臆病で悲しいあのねだけどいつも見てて好きでぼくは幸せで素敵でだから最高で今日もいつもぼくは僕らはキスをしようとても素敵な日々でぼくは愛するきみを大好きだから一緒…

怖くて

僕は海を見ると怖くていつも遠くから安全な場所から眺めていた 僕は山の緑が怖くていつも近寄らず静かな場所で暮らしていた 僕は街の喧騒が怖くていつも一人都会の片隅でじっとしていた 僕は嫌われるのが怖くていつも愛想笑いして感情を押し殺していた 僕は…

大切な話

僕は見てしまった君が僕の友人と手をつないで帰っていくところを君と僕とは家が近くてただそれだけの理由でいつも一緒に帰っていた君と僕とはそれだけの関係でそれなのに僕は得意げで嬉しくて仕方がなかった僕はそれがいつものことでいつままでも続くと思っ…

美しい僕ら

トイレで小便をしていたらなんで体の中から水が出てくるんだろう不思議に思った食べ物を口にいれそれが血となり肉となりあまったものが排泄されるすごい仕組みじゃないかいったい誰が考えたんだよく考えたら腕があり足があり指がある僕らの体は徹底的に完成…

大切な瞬間

眠い眠いとても眠い眠るって気持ちいいいいことがあるしねいろんな夢が見れていろんな人に会える楽しいこと嬉しいこと幸せなことたくさんあるだから早く眠りたいもう眠ろうよ眠るのは幸せなことだったらずっと眠っていればいい?それって死んじゃうってこと…