2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

僕らはひとつ

不思議だ 太陽はなぜ燃えている 宇宙空間に酸素はない なのになぜ燃えている 太陽がいるから この世にあるものがわかる 暖かさを知ることができる 夜があることを知る 夏があって冬がある あんなに暑かった夏の日が いつの間にか記憶から消え去り 凍える体を…

僕らは宇宙

空の青はなぜ青い 漂う雲はなぜ白い 僕らの血はなぜ赤い 僕らの血管 つなぎ合わせると どのくらいの長さか知ってる? この間テレビでやってた 地球二周半 信じられるかい 空の青はなぜ青い きっと青くない 僕らが見ている空は宇宙だから 僕らは僕らのことを…

僕らは何色

不思議なもんだ 同じ一対のもみじなのに 赤や黄色に色づいて 美しさを感じる僕等がいる あっちの木を見てご覧 ついこないだまで新緑で いまはパサパサはらはら枯れ落ちて 僕らの道を色づけてる エボニー・アンド・アイボリー そんな歌があったっけ ピアノの…

僕らは一緒

土の中 覗いてみたい いったい どうなっているんだろう あの木や草の根っこは どこまで続いているのだろう 生き物たちは どんな暮らしをしているのだろう 僕は思う 僕らの目に見える あの木や草は 彼らのほんの一部であって 彼らの本体は土の中 だから 木を…

南の島

不思議な夢を見た もういないはずの人が 移住したって 地元の新聞に出ていて 南の島 それはそれは 素敵な場所で ハワイかな もっと離島で 病院はあるのかな 暮らしは大丈夫かな そんなこと思ったけど すごい綺麗な場所で 海があって 自然があって みんな笑顔…

時間

僕はね 思うんだ すごい速さで 時間が過ぎていってるって なぜかというと 嫌なこと 早く終われ いつもそう思ってるから だから 一週間 早く終われ そう思ってる 土曜日が来るとホッとして 布団にくるまれ 朝起きていつもの椅子に座り 夕方になるとビールを飲…

気づく

風呂に入り 久しぶりに湯船に浸かり 天井を見上げると そこには 白い湯気 ぽたりと しずくが落ちてきて 冷たい そして 暖かさを知る そこには 日常が 幸せが 充満していて 僕は 忘れていることに またひとつ 気づく

街の声

イヤホンを買ったんだ 無線でつながるやつ いつも思ってた 皆何を聞いているんだろうって 僕は イヤホンが好きじゃ無かった だって 聞こえなくなるから 街の声 森の声 鳥の声 風の声 人の声 生きている世界 もっと知りたかった でもこの間 イヤホンをつけて …

スヌーピー

スヌーピー かわいいね 犬なのに おしゃべりして 大切なことも 教えてくれて ペットじゃなくて 飼い犬じゃなくて 家族でもなくて 友達 そう 大切な 唯一の 友達 道を歩くと 犬を散歩する人たち その犬は とてもキレイ 風呂上がり? つやつやしていて 綱につ…

うなぎ

先週 うなぎを食べたんだ 久しぶりに食べたうなぎは 幸せの味がした なぜかというと 我が家にとってうなぎは 幸せ そんな言葉がぴったりくる そんな時間 瞬間がそこにはあったから 最後のうなぎ あのうなぎはどんな味だったのだろう 山椒をかけすぎたけど 何…

いつもの景色

肩車をしている親子が トンネルに入っていった そのシルエットは なんだか不思議だったけど トンネルの出口に近づくと 外の景色が いつもと 違っている事に気づいて なぜだろう よく見たら いつもの景色は その親子のものになっていた きっと 気がついていな…

夢中

夢中って 素敵 仕事にも 遊びにも 僕にも 君にも カレーにも たこ焼きにも 映画にも 小説にも どんなことにも 夢中になる そんな僕は 夢の中 だから 夢中? いいや 夢じゃない だから 夢中 夢中な僕らは 素敵じゃないか だから 夢中 僕らは 夢中 ずっと 夢中

誕生日

みなさん! 聞いてください 今日は 僕の誕生日なんです コングラッチュレーション ハッピーバースデーイ デコレーションケーキ みんなで食べましょう なんて いつのことかな ろうそくに火をつけて 一気に消して 嬉しくて 楽しくて みんなが喜んでくれて なに…

大空を

目の前に 鳥が降りてきた 羽を広げたその姿は 美しくて まるで 剥製のよう 鳥は羽を再び広げ 飛び立とうとしたから ちょっとまって そう言ったらこちらを見たから 背中に乗せてもらえませんか そう言ってみた 鳥は バカだな そんな目をして 飛んでいってしま…

出る杭になれ

出る杭は打たれる だったら 出る杭になれ そんなこと言う人がいる 出る杭って なんだ 邪魔じゃないか だから打たれるんだ そんなところで出ちゃだめだ 出るべきところで出る それが大人だ 散歩をしていたら 緑道の脇 きれいな草 雨を蓄え 輝いている 新しい…

香り

散歩をしていたら 突然 土の香 ふっと横を見ると 畑仕事をしている人 そうか 土ってこんな香りだった 忘れてた というより気づかなかった しばらく 歩いていると 雨が降ってきたから 雨宿り 小雨になったので 再び歩き出す 雨の香り あたり一面に 充満してい…

雨宿り

散歩をしていたら 雨が降ってきた おかしい 天気予報がはずれた すぐに止むだろう そう思って歩き続けたけど 雨足はだんだん強くなり 大きな樹の下に逃げ込んだ 雨宿り 僕はすることもなく ただただじっと 目の前の池を見ていた 何人かの人が 僕の前を横切る…

マイライフ

演じる人 演じられる人 君は どっち? 僕は どっちでもない 演じる人 演じられる人 僕は シナリオライター 脚本家 舞台を作る人 そう 演出家 だからみなさん よく聞いてね 今度の演目は こんな感じ 主演は 僕 さあ始まるよ 僕の物語 僕が 僕だけのために作っ…

だれ?

散歩をしていたら 新しい家 ピカピカで モダンな感じ 若い奥さんが 子供と庭で遊んでいる 幸せ 絵に書いたよう 僕もこうだったのかな そんなこと思ったけど みんなすること 一緒 こうやって 時代は続いていく 江戸時代 もっと昔の時代 同じだったのだろうか …

いつものように

朝起きると僕は 湯を沸かし 急須に茶葉をいれ 湯を注ぎ 深緑に変わるのを待ち 湯呑につぐ ひとくちのみ ふたくちのみ 僕は朝の訪れをしる 胃が温まり 体が動き出し 今日という一日が 始まる 休日の日 食後に コーヒーを淹れ コポコポ コポコポ あの独特の音…

夕日の中で

汗だくで 歩いていた 夕方の 遊歩道 走っている人 散歩している人 夫婦 親子 僕はひとり 歩いていた あたり一面 夕日で輝き すべてが スポットライトを浴びて 嬉しそうに はしゃいでいて たくさんの虫が 僕の邪魔をするものだから 手で払いながら 夕日に向か…

僕らは

サッカーの決勝戦 応援する人 贔屓のチーム 勝ってほしくて 全力で 精一杯 大きな声で 一心不乱 楽しくて 楽しくて 僕は 怖い 一糸乱れず 歌い 皆で声を合わせ 飛び跳ね 相手選手に ブーイング 判定した審判に ブーイング 勝てなかった贔屓のチームに ブーイ…

僕のアイドル

僕には好きな歌手がいた コンサートにも行ったし レコードも買ったし ラジオも聞いたし 歌も歌った 彼はおじさんだったけど ピアノが上手で 踊りは下手だけど パフォーマンスも苦手だけど いつも一生懸命 僕は彼が何を歌っているのか 知りたくて 知りたくて …

蜘蛛の巣

夕方 散歩をしていたんだ 向こうから 夕日が差し込んで 輝いている すべてが 気がついたんだ 蜘蛛の巣 きれいに とてもきれいに 輝いていて 黄色 そう黄色と 黒のシマシマのあいつ きれいで とてもキレイで 綿あめ なめているようで 蜘蛛の巣は 輝いていて …

知ってる

こう言ったら どう思われるかな こんなこと言ったら 嫌われちゃうかな こんな僕だったら つまらないかな こんな僕 それが僕 なのに 取り繕う僕 へんなの おかしいの なんで なんで偽るの 知ってる 弱いから それだけ ただそれだけ 僕は 弱い でも 知ってる …

走る

走る なんでみんな こんなに苦しいのに 息を切らして 汗までかいて どこまでも いつまでも 走る 健康になりたいから 早く走りたいから みんな一緒がいいから 走りきりたいから 達成感ほしいから 趣味だから 走る 目的は なんなの ゴールは どこなの 達成感が…

趣味は何ですか

趣味は何ですか 一番困る質問 だって ないから 趣味と呼べるもの ないから 読書 ドライブ 旅行 ランニング 映画 特別なもの なんにもない 人に誇れるような こだわりもない だから 趣味なんてない じゃあ こう聞かれたらなんて答える 一番好きな時間はなんで…

雨雲

雨雲が やってきた 青空 太陽 分厚い 雨雲 黒く 輝きだし まだ 日が射しているのに この秋晴れ 一瞬で不安にさせて どす黒い気持ちに させて なのに 僕のこころはワクワクして この気持 なぜだろう そう思ったら 気がついた 僕の気持ちが 汚れていたことに …

ランニング

散歩をしていたら 向こうから ものすごい勢いで 人が走ってきた ものすごい形相で 苦しそうで 大きく息を吸っては 吐いて あっという間に 通り過ぎて そう思ったら また後ろからやってきて 僕を追い抜いて 行ってしまった そう思ったら また前からやってきて…

モテたい

モテるって どんな気持ちだろう テレビに出てくる アイドル キャーキャー言われて そういうのとはちょっと違う モテたい相手 あの娘だけでいい モテるって どんな気持ちだろう 一緒に帰ろう 今度の休みどっかに行こう 手をつなごう 自転車に二人乗り 一緒に…