大切な仕事


なんのために仕事をするのか

生きるため
そうだろう

生きるため
僕らは仕事をして糧を得なければならない

だから生きているうちの大部分
仕事に費やしている

だから
いつのまにか仕事が生きがいになる

仕事による目的達成
その充実感

それが生きる糧になり
実際に生きる糧を得る

仕事の目的は
その仕事によって実現される社会的価値

だからますます
僕らは仕事に精を出す

だけど最近
何かがおかしい

仕事の目的が
変わってきている

目的が
お金になってるならいい

目的が
出世になってる人たくさん

サラリーマンだから
それでいい

そんな社会
働き方改革

働かす側と
働かせる側

結局
それだけの話

だから仕事の目的や
仕事で実現する価値

もう一度考えて
取り組みたい

それが求められないのであれば
そこにはいない

誰の否定もない
仕事の目的や価値

そう言う
だから自分で気づく

自分で判断する
自分の生き方
 

 

疾る


走る

走る
雪の中を

冷たい風が吹いても
雪が降ってきても

走る

山が見える
一面の雪景色の中を

走る

なぜ走るのか
走りたいから

走る必要があるから
どうして

走る

走りたいから
ただそれだけだから

ゴールはどこなのか
知らない

疾る

走ることで疾りたいから
それが僕の目的だから

ゴールはどこなのか
知りたいから

 

幸せだった


もうダメだ
もうダメだよ

だって血が出てる
血が出てるんだ

僕のからだ
からだ中の穴という穴から

血が噴き出しているんだ
真っ赤な血が

もうダメだ
僕はもダメだよ

だから
お願い

会わせておくれ
僕の大好きなあの人に

謝らなくてはならない
ごめんって

僕はなれなかった
あなたの期待するような僕に

あんなに愛されたのに
あんなに大切にされたのに

ごめん
ごめんね

甘えてばかりで
甘ったれてばかりで

僕は大人になれなかった
僕は子供のままだった

あなたに褒めてもらいたくて
褒められたくて

そればかり考えて生きてきたから
幸せだった

ありがとう
だからもういいんだ

さよなら
さよなら

素敵なこの世界
ありがとう

ありがとう
ありがとう

 

君よ


無理なのかな
僕じゃダメなのかな

でも
いいじゃん

僕は後悔なんかしていない
誇らしい気持ちでいっぱいさ

だって
君を好きになった

この世界で
君を好きになった

その幸せ
それだけで十分さ

いつも見ている
君を見ている

だから
たまに思い出してくれればいい

空を見て
雲を見て

僕のこと
君を好きになった僕のこと

ちょっとだけでもいいから
思い出してくれればいい

僕は喜んで
君を応援する

雲の上から
いつも見ているから

大丈夫
僕は大丈夫

嬉しいよ
涙が出るほど

泣いてなんかいない
嬉しいから

こんな幸せ
ないじゃないか

サヨナラ
サヨナラ君よ

僕の素敵な君よ
ありがとう

君よ

 

気づきたい


朝日に輝く川
たくさんの鳥が浮かんでいる
何をしているの

寒い寒い池
二匹の鴨が浮かんでいる
寒くないの

雲ひとつない青い空
鳥が群れをなして飛んでいる
何が見えているの

公園にたたずむ大きな木
わさわさと葉が揺れている
何を考えてるのだろう

人混みの中
空を見上げている僕
何を見ているの

夜空の月
何光年も遠くにあるらしい星
晴れ渡る青空
様々に浮かぶ白い雲
寂しげな曇り空
降り落ちる雨
輝き舞い散る雪の結晶

みんな気づいている
僕も気づきたい
ただそれだけのこと

にんじん


にんじん

にんじんはなぜ赤いのだろう
畑にいるときは
緑の葉っぱしか見えないのに

にんじん

にんじんはなぜあんなに不味いんだろう
子供の頃思った
それなのに今は美味しいと感じる

にんじん

にんじんはなぜあんな形をしているんだろう
とんがってて
葉っぱ持てばこっちを向いて

にんじん

にんじんには馬が似合う
馬はなんでにんじんが好きなんだろう
早く走れるようになるのかな

にんじん

なんだかんだ言って人気者
どうしてにんじんはにんじんなんだろう
ジャガイモや玉ねぎとは違うのだろう

それはね

僕が僕であるのと同じように
にんじんはにんじんなんだけど
にんじんは全て同じにんじんじゃないんだ

にんじん

にんじんも僕らも一緒
ジャガイモや玉ねぎだっていいっしょ
みんな同じようで違う

そしてみんな人気者なんだ
知らなかったのかい?
 

僕は


いつか
いつか叶うかな

僕の夢
僕の願い

いつか
いつか叶うといいな

そう思わないと
やってられないじゃん

だって
悲しいよ

逃げたい
すべてに

だって
いつまで待てばいいんだ
僕の希望まで

僕はすぐだと思ってた
僕は思ってた

いつか
いつか叶うと

キットカナウ
そう思っていた

だから
今も思う

いつか
いつか叶うと

そう思って
いま詩を書いている